Gate in the Horsemanship HALTER BREAKING |
<内 容>1) 解説....馬にマナーをしつけることは、以後の馬の正しい方向性を決定する。
2) 実演....3日前に母馬から離した、生後4ヶ月の仔馬を使用して、馬が人間に従順になるようにトレーニングしていく。
3) デモンストレーション....ReiningのPerformance。
(解説)
馬は、生後4〜6ヶ月で親離れをする。このとき、それまで母馬と共に気ままに生活していた子馬が、初めて人間のコントロールに従うことを学ぶ、この調教をホルター(無口頭絡)ブレーキングという。このトレーニングは、これからの子馬の生涯に大きな影響を与えることとなり、子馬が将来、競走馬となったり、乗用馬となったりする上での様々な調教を、どのように受け入れるかや、普段の生活でどのように、人間と接していくかが決定づけられるもっとも重要なトレーニングといえる。
さらにまた、噛む・蹴る・立ち上がるなどの悪い癖を、馬に植え付けないことや、付いてしまった悪い癖を矯正するための方法の原理原則は、このホルターブレーキングにあるといえる。
ホースマンとして馬にどのように接するか、つまりホースマンシップの原点が、このホルターブレーキングにはあり、このホースマンシップが、馬の生涯がどのようになっていくかを決定づけているといえる。
第1部 リスペクト
馬が本来持っている依存心と、従順性(リスペクト)を、人に対して示すようにしてゆく。
馬に対して圧力を与え(音や威嚇によって馬の緊張を高める)、人に対する注意を十分に意識させた上で、その緊張を緩和させるように、加えていた圧力を解放する。馬が、人から離れようとしたときには、一貫して、馬の緊張が高まるように圧力を加える。そして、馬が、人から離れようとする気持ちを弱めたとき、すかさず、その圧力を解放して、馬の精神の緊張を緩和する。
また、馬が攻撃心を現すときは、お尻を向ける習性がある。これも、馬が、人から離れようとお尻を向けたときに圧力をかけ、人に顔を向けたときには、撫でたりして緊張を緩和させることを一貫して行うことによって、馬は人への従順性をはぐくむことになる。
第2部 リーディング
ホルターとリードロープを馬に装着して、引き馬をする。(リーディング)
リーディングは、馬が人の動きに気を使い、それに合わせるようについて歩くようにすることである。単に馬の体をリーディングするのでなく、馬の心をリーディングすることがなによりも大切だ。
馬の横に立つようにして、リードロープを引くと、馬は引かれた方へ向く。そして、再び馬の横に移動して、リードロープを引く。これを繰り返すと、馬は人が移動した方向へ引かれるので、人が移動すると、引かれる前に、人に添って動くようになる。
そこで、このとき注意しなければならないことは、リードロープを引き続けるのではなく、むしろショックを与えるように引いた直後に、必ずリードロープを緩めることが大切だ。
左右横方向の動きで、充分に馬が人についてくるようになったら、次に馬の正面からリードを引いて人に近付くことを訓練する。
このときは、少しずつ圧力を加えて、馬がどうしたらよいか捜しているときは、決して圧力を強くすることなく待つことが大切だ。そして、一歩、人に近付けば愛撫をする。しかし、馬が抵抗を強めようとしたときは、すかさず圧力を強くする。馬が、リードロープによる圧力なしに、リードする人の動きに合わせて動くようにする。
第3部 フィニッシング
ハンドリングを、馬が従順に受け入れるように、馬の肢の運びの訓練と、肢上げの訓練をする。
馬の後ろに立って、リードロープを馬の首からお尻を回し、リードロープのある側の反対側に立ってリードロープを引く。すると、馬は最初、人が見える目の側の方へ回ろうとする。しかし、リードを引かれた方へ回転して、人に正対するように訓練する。
馬が、この肢の運びをできるようになることによって、人のリードに対する抵抗や、反抗を最小限にすることができる。次に、馬の肢にロープをつけてリードし、そのリードに従って馬が肢を運ぶ訓練をする。
このときにも、馬が混乱しているときは、圧力を一定に保って、理解するまで待つことが大切だ。このことによって馬は、物理的圧力を肢に直接受けて、これに従うことを学ぶ。これで、削蹄をしたり、裏堀りをするために、肢をあげることが容易になる。
ホルターブレーキングの仕上げとして、ホルターとリードロープを1週間から10日間、装着したままにする。このときリードロープを馬自身が、肢で踏んでしまうくらいの長さにしておく。こうしておくと、馬自身がロープを踏んで、項(うなじ)に圧力を加えてしまうのである。このとき、最初はパニックになったりするが、馬自身が学習して、項に圧力が加わっても、そのままじっとしているように訓練することができる。
これにより、馬が成長した後、繋留していても、じっとしている馬をつくることができる。これらの訓練は、子馬のみならず、人間に対して従順さや、信頼感を失ったり、悪癖のついた馬にも、それを直すことに応用できる。1つ1つの悪癖を個々に直す前に、人間に対する従順さを作ることが重要である。
*Trainer profile土岐田 勘次郎 Kanjiro Tokita
1951年11月27日生 茨城県出身
経 歴
1990年 Eldorado Ranch創立。ウエスタン乗馬及びレイニングの普及発展を期し、ライダーの育成・レイニングホースの輸入・生産・育成・調教を展開し現在に至る。
*Halter Breaking HorseName of Horse: Noble Khan Cody (Palomino Stallion)
foaled: Jan 1. '99 Quarter Horse
*Demonstration HorseName of Horse: Eldorado Cody (Palomino Stallion)
Foaled: Apr 1, '87 Quarter Horse
2000年度 Breeding Fee \250,000.-
EWPC Cogress Open Champion
SIRE: Topsail Cody
1980 NRHA Futurty open Champion
1981 AQHA World Show Junir Reining Champion
NRHA Hall of Fame & Million Dallers SireDAM: Lady Eldorado
1978 NRHA Futurty Open Champion
Name of Horse: Chics April Fool (Sorrel Stallion)Foaled April 1, '92 Quarter Horse
2000年度 Breeding Fee \250,000.-
1996 Carolina Classic Non Pro Champion
The 15th EWPC Congress Open ChampionSIRE: Smart Chic Olena
Leading Sire of Reining Horse
Earnings Money $100,000.- over greatest sireDAM: Miss Puddin Pine
|
Eldorado Ranch
TEL
043-445-1007
FAX 043-445-2115
e-mail:
reining@eldorado-ranch.com
ご注文は、お電話、FAX、e-mailにて承ります。
FAX、e-mailの場合、ご住所、お電話(連絡先)、ご希望の本数をご記入下さい。
お支払いは、銀行振り込みにてお願いいたします
|