Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 12.4℃ Humidity 56%  晴れ  March 1,’25(Saturday)

 

今日から3月です。

今朝は、気温が高く、日中は20℃を超える予報となっています。

馬場は、ドライ状態です。

 

馬体を曲げることは、ライダーの強制力を発揮してできることです。

作用と反作用の力を活用することで、できるのです。

これは、作用点と支点の力を組み合わせることなのです。

 

作用点と支点の力は、作用点で力を発生させれば、同時に支点の力が発生し、その支点の力は、作用点の力と同量で逆向きとなります。従って、作用点の力が、支点へと向かえば、支点の力は作用点へと向かい、作用点の力が支点以外のところへ向かえば、支点の力は、作用点の力の方向と平行で逆向きとなるのです。

 

作用点と支点が馬体という同一物体上に位置するのが乗馬で、自転車やボートなどの乗り物は、作用点と支点は、それぞれ別の物体上に位置しているので、作用反作用の力がそれぞれ別の物体上に発生するので、質量の大きい方が動かず、小さい方が作用点と支点との関係性で動くこととなるのです。

 

つまり、作用点と支点がどちらであるかに関係なく、質量の小さい方が、作用点へと向かうか作用点と平行で逆方向へ動くのです。

 

ところが、乗馬の場合は、作用点と支点が馬体上にあるので、作用点と支点の力が同量で逆向きなので相殺されて、馬が動くこととはなりません。

 

しかし、馬体を曲げることには、作用点と支点の力でできるのです。

 

馬が動くということは、馬の重心が動くことなので、馬体を曲げることで、重心と4肢の位置関係が変化するので、動きやすくなったり動き難くなったりするのです。

つまり、馬体を曲げることで、ライダーは、馬の重心と4肢の位置を、近づけたり遠ざけたりしているのです。従って、4肢が重心へ近づけば、馬は動きやすくなり、重心から4肢が遠ざかれば、馬が動きにくくなるのです。

 

そして、また馬の重心が前肢寄りにあるときは、メカニカルムーヴメントで動き、重心移動の後にステップする運動となります。重心が後肢の位置より後方にあるときは、テクニカルムーヴメントで動き、ステップによって重心を動かして運動しているのです。

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