Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:15 Temperature 27.0℃ Humidity 52%  曇り   September 28,’25(Sunday)

 

今朝は、曇っていますが気温は高めで風もありません。

馬場は、ベストコンディションです。

 

さて、人の中には、感覚の鋭い人と鈍い人がいます。

 

健常者であれば、感覚細胞や感覚神経に故障はなく、脳の感覚情報の認知機能の精度に問題があるのです。

 

つまり、感覚細胞の受診機能や感覚神経の通信機能には、感覚の鋭い人と鈍い人とに差異がないということなのです。何故なら、感覚の鈍い人でも痛みや恐怖を感じることに敏感な人は沢山いるからです。

 

従って、感覚の鋭い人は、感覚神経が感覚情報を脳に送信しているものの脳の認知機能が高く、鈍い人は、認知機能が低いということなのです。

 

従って、健常者における感覚の訓練は、脳の認知機能を高めることにあるということなのです。

そして、その脳の認知機能を高める訓練を邪魔するのが大脳なのです。

 

感覚の鈍い人は、感覚情報を脳が認知する前に、視覚情報を捉えてしまって、その視覚情報に大脳が連動してしまうのです。

 

視覚情報に大脳が作動する機能は、本来バイパス機能として備わっている機能で、運動機能が作動しなかった場合を補填するために備わっているものなのです。

 

ところが、感覚の鈍い人は、このバイパス機能に頼ってしまって、感覚情報の認知機能が訓練されずに成長してしまった人なのです。

 

感覚の鈍い人に、スポーツの得意な人はいません。一般的にスポーツの苦手な人のことを、運動神経が鈍いといわれていますが、これは間違いなのです。感覚情報の認知機能が劣っているから、運動が苦手なのです。

 

さて、感覚の認知機能を高めるためには、体の末端に意識を向ける必要があるのですが、手や足を使ったとき、手足の先端に意識を向けて、接触感を感じとることなのです。しかし、大人になってしまった人には、これだけでは訓練できません。

何故なら、長い間視覚情報に大脳が反応してしまっているから、これを切り離すことは難しいのです。

 

そこで、視覚情報を認知したとき、この情報の対策を取る前に、手足がどんな接触感を感じているのかに、視覚情報を落とし込む必要があるのです。

 

つまり、視覚情報を認知したとき、先ず手足の感覚に落とし込んでから、その対策を講じるようにしましょう。

それは、視覚情報を触覚情報に置き換えるということです。

 

視覚情報を触覚情報に翻訳してから対処するようにしていると、視覚情報より先に触覚情報を認知するようになるのです。

 

触覚情報の認知ができるようになれば、これに対処するのに大脳が割り込むことがなくなるのです。

大脳の割り込みがなくなれば、その分感覚情報の認知機能が高まるので、これにつれて、感覚情報と運動神経との連携が、感覚統合機能によって高まるので、運動の精度も高まるのです。

つまり、スポーツなどの身体を動かすことの苦手意識も改善してしまうのです。

 

感覚情報の認知機能を高めるためにすべきことは、子供の内にスポーツが楽器に勤しむことなのです。つまり、大脳が未発達のときに、スポーツや楽器をすることで、視覚情報に対して大脳の割り込みが少なく、感覚情報を認知して、これに反応するように身体を動かすことになるからなのです。

 

しかし、このことに問題がないわけでありません。このときに指導者が問題になるのです。

指導者が、懇切丁寧に子供を指導すると、子供は大脳を駆使してしまうのです。子供の能力を信じ、子供に自信がつくように、成功体験を増やすようにしなくてはなりません。特に、映像などを使って、イメージトレーニングするように指導することが重要なのです。

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