AM 8:50 Temperature 24.8℃ Humidity 78% 晴れ October 5,’25(Sunday)
今朝は、久々に晴れまして、風もありません。
馬場は、奥の水溜まりを除きベストです。
馬のステップには法則があって、これを私は、ステップのコマンドと呼んでいます。
そのコマンドとは、内方肢に対して前肢も後肢も外側を回って外方肢がステップしているというものです。
例えば、左サークルであれば、左前肢に対して右前肢が外側を回ってステップし、左後肢に対して右後肢が外側を回ってステップしているのです。右サークルであれば、右前肢に対して左前肢が、右後肢に対して左後肢が、外側を回ってステップしているのです。
これは直進であっても、左リードであれば、左サークルと同じで、右リードであれば右サークルと同じなのです。
従って、左回りを右回りに切り替えるときや、その逆に右回りから左回りに切り替えるときは、このステップの法則を左コマンドから右コマンドへ、右コマンドから左コマンドへと変えることが必要になるのです。
勿論、トレーニングとして、左コマンドのまま右サークルをすることもあれば、右コマンドのまま左サークルを描くこともあります。これをリヴァースアークといいます。
サークルから直進へと移行するとき、このコマンドを変えずに移行する場合は、後肢をよりサークルの内方へステップさせて行うのが重要なのです。
初心者がよく間違うのは、馬の頭を左回りであれば右へ、右回りであれば左へ向けて直線走行へと移行しようとしてしまうことです。このことでステップのコマンドを切り替えてしまうことになるのです。
従って、左サークルから直線に移行するときは、外方後肢である右後肢をサークルの内方へよりステップさせて行うのが正しいのです。また、右サークルから直線に移行するときは、外方後肢である左後肢をサークルの内方へよりステップさせて行うのが正しいのです。
駈歩で、ステップのコマンドを左コマンドから右コマンドへ、また右コマンドから左コマンドへと切り替えることをチェンジリード(踏歩変換)というのです。


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