Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 15.2℃  Humidity 58%  晴れ  October 30,’25(Thursday)

 

今朝は、すっきりと晴れましたが、風が吹いています。

 

馬場は、奥の水溜まりの水抜きをてくれた人がいたので、大分小さくなりまして、外はほぼベストコンディションです。

今日中には、水溜まりがなくなることでしょう。

 

さて、今日は、ちょっと違った観点で、馬のライダーに対するコンセントレーションについて、お話ししてみたいと思います。

 

直線運動から回転運動、回転運動から直線運動、前進から停止、停止から前進、停止から後退、後退から停止というように運動の切り替えをして、その都度プレッシャーをリリースすると、馬が落ちついてライダーへのコンセントレーションをします。

 

ルーティングワークのように、決まった運動をしていると、馬は次の運動を予測してしまうので、コンセントレーションが薄れてしまうのです。

 

従って、蹄跡運動や部班運動をすれば、馬はライダーにコンセントレーションしなくなるのです。

 

今日は、このお話ではなく、違った観点でのコンセントレーションです。

 

それは、ムーヴメントなのです。ライダーが与えるプレッシャーで馬が動くとき、馬の重心移動が起きます。

 

ライダーのプレッシャーと支点の間での回転モーメントが生ます。

 

例えば、ビットプレッシャーを上に向けてピックアップすると、支点であるライダーのシートは、下方に押し下げる力が働きます。

このとき、馬の頭を左側へおいて、左側面が俯瞰すると、右回転のモーメントが働きます。

この右回転モーメントが働いて、馬が前進しているときは、右回転の輪の中で馬が動いていることになるのです。

これだと、ライダーに安心感を与えることとなり、馬がライダーにコンセントレーションしているのです。

 

しかし、ライダーは、このように動かしているつもりでも、馬が勝手に動いている力働くと、この回転モーメントの輪の中に馬がいなくいなるので、ライダーは、どことなく不安になり、馬のコンセントレーションは欠けているのです。

 

簡単にいえば、馬が勝手に動いて、ライダーの力ではない推進のエネルギーが働いていると、馬が穏やかに動いていても、ライダーは不安を感いじるのです。

ライダーの推進で動いている場合は、多少馬が大人しくなくても、ライダーは不安にならないのです。

 

馬が大人しく動いていても、ライダーの推進力以外の力で動いているとき、大人しく動いているからといって、スピード上げると、馬のコントロールが上手くいきません。従って、スローダウンしようと思ってもできないということになるのです。

 

つまり、このときライダーに対する馬のコンセントレーションは、欠けているのです。

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