AM 11:35 Temperature 18.0℃ Humidity 59% 晴れ December 2,’25(Tuesday)
今朝は、暖かで曇りがちですが、日が出ています。
馬場は、ベストコンディションです。
馬への近づき方やリーディングの仕方
馬は、人の10倍警戒心を持つ動物といわれている。
また、馬の目は、広範囲を視覚に持つといわれており、後方は、馬自身の首が邪魔している部分を除き見えており、その変わりといっては何だが、正面は二重に見えたりして、あまり得意ではないということである。
俗っぽい話だが、両目が顔の角張った両端に位置している馬は、良く後ろが見えるので精神が安定しているといわれ、顔の内側に目がついている馬は、良く後ろが見えないので、警戒心が強いというのである。
また、馬同士が放牧場で、フレンドリーな場合は、肩と肩を擦り合わせる行為を見せたりするのである。
これらを踏まえて、人が馬に近づくとき、馬の斜め前方より、自分の姿を馬に目視させるようにして、近づくのがよいとされているのである。
そして、馬の肢をケアしたりブラッシングしたりするときは、馬の肩から前肢へ、また肩から背峰を伝わるように顔へ、さらにまた肩から背中を通ってお尻へと向かい、そして後肢へと徐々に手を下ろしていくのが良いとされているのである。
しかし、これらのことは原則なので、慣れていない馬に対して、また自分が初めて触れる馬の場合は、このようにして、扱い慣れた馬の場合は、いきなり何処を触っても、馬が受け入れるように訓練しておくことが、不慮の事故を防ぐこととなるのである。
また、裏掘りなど蹄のケアをする場合は、足首をロックするように固定して持つようにするのである。
このとき、世の中で良くいわれていることは、馬が肢を下ろそうとしたとき、絶対下ろしてはならないということである。
これは間違いである。
馬が肢を下ろそうとしても、抗わずに下ろしてあげるのがよいのである。そして、再び肢を上げるようにするのである。これを繰り返すことで、馬は、肢を下ろすことに何時でも下ろすことができるので、警戒心を解くようになり、肢を上げたまま維持するようになるのである。
肢を上げるのを促すとき、球節の直ぐ上のところを指で軽く絞るようにしましょう。すると馬は、肢を上げます。このとき、自分の方から屈んで行かないようにしましょう。
自分が屈んでしまうと、視界が狭くなったり、馬の後肢がハエを追ったりしたとき蹴られてしまう畏れがあるからである。
また、リーディングは、基本原則として、馬が人の歩調に合わせて歩くように心掛けることが重要で、人が歩く速度に馬が合わせるのは当然で、人が歩けば馬が歩き、止まれば止まり、後退すれば後退するようにする必要があり、こうすることで、人も馬も安全なのである。
リードロープを手に持つ長さは、ホルターから人がリードを持つ手までを、人の手から肘まで位の長さで持つようするのがよいのである。
この長さであれば、馬が何かに驚いたとき、加速する前に対応でき、またタイトになることもない長さなのである。
そして、馬が人を追い越さないようにリーディングするのである。
追い越してしまったときは、必ずリードロープで馬を後退させ、決して、馬が人を追い越さないでリーディングできる馬にすることに努めることが重要である。

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