AM 9:25 Temperature 6.7℃ Humidity 51% 晴れ December 16,’25(Tuesday)
今朝は、風もなく晴れました。
馬場は、奥に水溜まりがありますが、外は大分回復しました。今日水を抜くことになってますので、明日までには、もっと良くなると思います。
ウォーミングアップ(Warming Up)
ウォーミングアップは、馬の身体を温めたり心肺機能を高めたりすることが目的であるが、リラクゼーションとウォーミングアップの二つに区分することができて、先ず、ゆっくりと歩いて、馬が落ちついている状態を維持することが大切である。
そして、馬が落ちついていることが確認できたら、左右のサークル運動で速歩走行でウォーミングアップします。
ウォーミングアップの目的は、飽くまでも身体を温めたり心肺機能を高めたりすることにあるので、強いプレッシャーを掛けたり急激なアクションを求めたりしないことが大切なのである。
ウォーミングアップの時間は、馬の状態によって違うので、ライダーは馬の状態をよく観察して、馬の落ち着き具合やアップの状態を見て決める必要がある。
準備運動 (Preparation)
準備運動の目的は、馬体の各パーツの可動性と柔軟性を養成するストレッチ運動と、各パーツを連携させて運動するエクササイズとに分かれていて、その後に行うパフォーマンスのために備えることである。
準備運動の目的がパフォーマンスのために備えることにあるとすれば、ライダーが馬に対して主導権を握ることが、乗馬の全てための前提なので、ライダーが馬に対して主導権を握ることが、当然準備運動の大きな枠組みとしての目的でもある。
準備運動をするとき、ライダーが馬に対して主導権を握れているかどうかを判断基準として、プレッシャーとリリースの原則を繰り返さなければならないのである。
馬体を曲げることは、馬の推進力の抑制なので、その抑制に負けずに推進して、馬体の各パーツの可動性と柔軟性を養成すると、同時に馬のメンタル上にライダーの存在感が大きくなるのである。
その反対に、推進せずに馬体を曲げれば、馬にとってライダーの存在が小さくなるので、ライダーの主導権は小さいものとなって、馬がライダーのいうことを聞かなくなってしまう原因となるのである。
従って、準備運動は、単に馬体の可動性と柔軟性を養成するだけでなく、同時にライダーが馬に対して主権を握れるように、ライダーが馬にプレッシャーを与えて、その要求に応えたときにプレッシャーをリリースし、要求に反したときは、プレッシャーを維持したり増幅させたりして、要求に越えるようにしてプレッシャーをリリースするようにしなければならないのである。
つまり、ライダーがプレッシャーをリリースするのは、ライダーが馬に対して主導権を握り、その主導権を増幅させるためなのである。
ライダーは、準備運動で以上のような目的を達成しようとすることによって、その目的が馬に対する主導権で、ライダーが感覚的に捉えるものが主導権であるので、準備運動によって、馬体の可動性と柔軟性を養成しながら、ライダーは自らの感覚を養成することとなるのである。

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