Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 7.2℃ Humidity 50% 晴れJanuary 19,’26(Monday)

 

今朝は、予報では寒波が来るということでしたが、それほど冷え込んでいなくて、凍結もありませんでした。

 

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

「ライディングプログラム」

 

ライディングプログラムとは、ライディングにトレーニングの目的があるとき、その目的を達成するために、戦略性や計画性を以て段階的に進めていくことなのである。

1回、1週間、1ヶ月、3ヶ月、1年というように、一定期間を定めてプログラムし、何らかの法則を以て、トレーニングを進めていくことが重要なのである。

 

私は、「できないことは、できるようになることはない。」という考えを持っていて、トレーニングとは、できることの精度を高めることと、安定性を高めることとの二つであると考えている。

 

「できないことは、できるようにならない」ので、何も難しいことはないということになるのである。何故なら、できることの精度や高度化をするということは、できることを伸ばすことなので、褒めながら進めることができるのである。できないことをできるようにしているという考えは、馬にとってもトレーナーにとっても、ハードワークにならざるを得ないのである。

 

馬のトレーニングは、運動方向性の精度を高め、その動きを安定せしめるかにある。

 

1日のトレーニングでは、プリパレーション・トレーニング・クールダウンの3つに大別できる。

 

プリパレーションは、準備運動のことで、リラクゼーション・ウォーミングアップ・ストレッチ運動がこの中に含まれ、トレーニングの準備時間にあたる。

 

リラクゼーションは、トレーナーによっては馬の時間だといっている人もあるくらいで、馬のメンタルがリラックス状態になるための時間で、特にライダーが何かするということではなく、馬がリラックスしていれば、さほど時間をかけることはなく、馬が緊張している場合は、ゆっくりとした動きを継続して、極力プレッシャーを最小限にして、馬がリラックスするまで時間をかけるのである。

 

ウォーミングアップは、リラックスした状態で軽い運動をして、馬の心肺機能を活発化させ身体を温め、ストレッチなどのトレーニングをするために、身体的に準備することである。

 

ストレッチは、ネック(首)・ショルダー(肩)・リブケージ(胸郭)・フランク(脾腹)などのパーツの可動域の拡大と柔軟性を養成することである。

 

ここまでがプリパレーションで、ウォーミングアップとストレッチを並行し同時に行うトレーナーもいるし、分けて行う人もいるが、プリパレーションで重要なことは、トレーニングのためにメンタルとフィジカルを準備することであって、その馬にとって必要以上に難しいことや大きなプレッシャーをかけて、抵抗や反抗を作ってしまうことは良くないのである。

特に、その馬にとって苦手なことを強いれば、抵抗や反抗をメンタル的に固定化してしまうことである。つまり、抵抗や反抗を覚えてしまうということで、もしやりきれないことを強いて、できない馬に強いプレッシャーをかけて抵抗させ、やりきれなければ、却って抵抗を育てることになるのである。

 

トレーニングは、ファウンデーションとフィニッシングに大別できる。

 

ファウンデーショントレーニングは、二つの馬のパーツのコンビネーション運動が中心であり、その中にフレームワークとバランスワークがある。

 

例えば、コンビネーション運動には、ヘッド(頭)とショルダー、ショルダーとハインドクォーター(後駆)を組み合わせた運動がある。

ストレッチ運動で、可動域を拡大したり柔軟性を養成したりしたことをベースにして、馬のあるパーツをその前後のパーツと連動させて運動することで、その精度を高めて、安定的に反応するようにするのである。

例えば、二蹄跡運動(トゥートラック)、ハーフパス、ノーズエクササイズ、リヴァースアークなどがある。

 

そして、フレームワークとしては、内方姿勢や外方姿勢などの、馬体の姿勢をコントロールすること、バランスワークとしては、バランスフォアとバックがあり、馬の重心に対して、駆動肢である後肢の着地位置を前後するようにコントロールことである。重心に対して後肢の着地位置が遠ざかれば、バランスフォアになり、重心に後肢の着地位置が近づいたり追い越したりすれば、バランスバックとなるのである

 

フレームワークとバランスワークは、馬のムーヴメントを決定づけることで、バランスフォアであればメカニカルムーヴメントになり、バランスバックであればテクニカルムーヴメントになるのである。

 

メカニカルムーヴメントは、馬体を左側面かる俯瞰すると左回転モーメントになり、坂道を下るようなムーヴメントで、テクニカルムーヴメントは、右回転モーメントになり、坂道を登るようなムーヴメントになるのである。

 

フィニッシングトレーニングは、パフォーマンスの精度を高めたり、安定性を養成したりすることで、サークルの運動やその中でのスピードコントロール、スライディングストップのためのフェンシング、スピンやロールバックやチェンジリードなどである。

 

クールダウンは、鎮静運動のことで、トレーニングによって馬の心肺機能が活発化しているものを、ゆっくりとした速歩や常歩運動を行って、脈拍や呼吸を平静の状態にすることである。

 

以上が、1回のトレーニングのプログラムの概要である。この概要を下にして、1週間、1ヶ月、3ヶ月、1年というように、馬のパフォーマンスの高度化と安定性を戦略性と計画性を以て、養成することが、ライディングプログラムである。

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