Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 3.8℃ Humidity 54% 晴れ January 27,’26(Tuesday)

 

今朝は、未明に雪が降ったようで、うっすらと日陰に少し残っています。すっきりと晴れて、気温が少し高めだったようで、凍結はありません。

 

馬場は、少し湿り気を帯びたようです。

 

 

「馬の歩様」

 

馬の歩様は、常歩(Walk)・速歩(Trot or Jog)・駈歩(Lope or Canter)・襲歩(Gallop)の4種類がある。

 

馬の歩様を科学的に考察すれば、馬は常歩から駈歩までは同じ歩様をしており、襲歩だけは、それまでの歩様とは全く違ったものとなって進化しているのである。

 

常歩は、4拍子のリズムで、①左後肢 ②左前肢 ③右後肢 ④右前肢 または、①右後肢 ②右前肢 ③左後肢 ④左前肢の順でステップして、馬体が宙に浮く瞬間はなく、必ずどれかの肢がグランドに着地している歩様なのである。

 

速歩は、2拍子のリズムで、①左後肢と右前肢 ②右後肢と右前肢 または、①右後肢と左前肢 ②左後肢と右前肢の順でステップして、対角線上の肢が同時にステップし、左右のステップの切り替えの瞬間に、馬体が宙に浮くのである。

 

駈歩は、3拍子のリズムでリードがあり、左リードの場合は、①右後肢 ②左後肢と右前肢 ③左前肢、右リードの場合は、①左後肢 ②右後肢と左前肢 ③右前肢の順でステップして、左リードでは左前肢のステップ後に馬体が宙に浮き、右リードでは右前肢のステップ後に宙に浮くのである。

 

襲歩は、4拍子のリズムでリードがあり、左リードの場合は、①右後肢 ②左後肢 ③右前肢 ④左前肢、右リードの場合は、①左後肢 ②右後肢 ③左前肢 ④右前肢の順でステップして、左右のリードで、後肢から前肢へのステップに移行するときに馬体が宙に浮くのである。

 

襲歩と他の歩様と全く違うシステムになっていることは、後肢から前肢へのステップの移行時に馬体が宙に浮くかどうかで、馬は、より速く走るときストライドを大きくするかステップの回転を速くするかの両方を行っており、常歩から駈歩までの歩様では、前肢と後肢が同時に着地しているときが必ずあるので、馬体以上の長さのストライドを形成することはできないのである。

一方襲歩は、後肢から前肢へ移行するときに馬体が宙に浮くので、馬体以上の長さのストライドを形成できるのである。

以上のように、常歩から駈歩までの歩様と襲歩で決定に異なる点は、ストライドの拡張の仕方なのである。

 

そして、常歩から駈歩までの歩様では、速歩のステップでは、対角線上の肢が同時に着地してステップしているが、厳密にいえば前肢のステップが僅かに速くステップしているのである。すると、①左後肢と右前肢 ②’左前肢 ②”右後肢 ③’右前肢 ③”左後肢 または、①右後肢と左前肢 ②’右前肢 ②”左後肢 ③’左前肢 ③”右後肢という順でステップしており、これは、左後肢・左前肢・右後肢・右前肢、または、右後肢・右前肢・左後肢・左前肢という順でステップしていることであり、常歩と同じステップとなっていることが解るのである。

そして、駈歩では、左リードの②右後肢と左前肢、または右リードの②左後肢と右前肢では、前肢と後肢が同時にステップしているが、これも厳密には前肢が僅かに速くステップしていて、常歩のステップと何ら変わらないのである。つまり、馬は、常歩から駈歩までは、同じステップをしているといえるのである。

ストライドの拡張とステップの順序をという二つの観点で、馬の歩様を考察すれば、常歩から駈歩までは同じ歩様であり、馬は、ほぼ同時期に身につけており、襲歩だけは、それまでの歩様とは異次元の進化を見せている点で、襲歩を獲得するまでには相当の時間の経過があったと考えられるのである。

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