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今朝は、雲なく晴れまして、昨夜は久々に0℃を下回り薄氷が張りました。
馬場は、ベストコンディションです。
準備運動(簡単解説)ストップ編
ストップは、常歩、速歩、駈歩からのストップがある。
馬の骨格構造を見ると、前肢の球節・膝関節・肩胛骨などは、全て後方へ屈曲する機能のみを持ち、前方や左右への屈曲性はないのである。
後肢は、球節は、前肢と同様で後方への屈曲機能を持ち、飛節は、前方への屈曲脳を持ち、股関節は、回転機能を持つのである。
以上のように、前肢と後肢の構造を見ると、前進には適しているが、後進は、得意とは言い難いのである。
つまり、停止は、馬の骨格構造上後肢でするのが適しており、前肢で行えば、故障や怪我に繋がるリスクを持っているといえるのである。
ところが、馬の重心は第4肋骨にあり、馬体重は前肢に約60%、後肢に約40%の負重しているのである。つまり、馬は前進しやすく後進しにくい動物といえるのである。した従って、停止は、あまり得意ではないので、トレーニングを施して、前肢の負重割合を小さくし、前肢の負担を軽減して、後肢の負重割合を大きくして、後肢で停止を行う必要があるのである。
レイニングホースのスライディングストップのルーツは、馬を追走し、牛が反転して急激に方向転換したとき、これを追走しようとして、小さい回転半径の回転を行い、発進することから始まったといわれているのである。
馬は、牛の追走をしようとすれば、後肢への負重割合を大きくして、前肢で軽快に回転運動(ロールバック)を行おうとするところから、スライディングストップは生まれたのである。
後肢で停止するということは、馬の重心の前に後肢が着地する必要があるのである。
何故なら、重心は、絶えずグランドに向かって下向きの力が加わっているのである。
後肢が重心の後ろに着地していれば、馬の後駆がグランドからの突き上げで押し上げられるので、馬は前肢で停止することになるのである。後肢が重心の前に着地していれば、グランドからの突き上げにより馬の前駆が持ち上がり、後駆が押し上がることになり、後肢がグランドコンタクト外しことなく、スライディングすることとなるのである。
1. 方向転換による前肢の負担軽減と共に後肢への負重割合を大きくするためと、ビットプレッシャーを運動の抑制という概念を馬に持たせるという二つの目的から始める必要がある。
常歩や速歩でサークル走行を行って、ビットプレッシャーを掛けて、進行方向を内方に曲げ、徐々に曲げる角度を大きくして、急激な方向転換をするようにするのである。
これを繰り返すことで、馬は徐々に前肢の負担を軽減して回転運動を行い、バランスバック、つまり、後肢寄りに重心を移動したり、後肢が踏み込んだりして、後肢が重心近くで馬体重を支えるようになるのである。
以上のことで、ビットプレッシャーを抑制力という概念を馬が持ち、同時に、前肢の負担軽減を行っていることになるのである。
2. 常歩や速歩で直進走行をして、ストップを命じるためにレインを真上にピックアップする。このことで、ビットが作用点、シートが支点となって、ビットが持ち上げられ、シートが押し下げられるようになり、馬の前駆が待ち上げられ、後駆は押し下げられることになるのである。
馬体を左側面から俯瞰すると、前駆が持ち上げられ、後駆が押し下げられるので、右回転モーンメントが生まれて、馬は収縮し、後肢で停止するようになるのである。
※馬の停止は、後肢で行う必要があって、それは、後肢が馬の重心より前に着地することが必要不可欠なのである。
馬場馬術やレイニングなどは、競馬に比べると方向の転換を多用するので、馬の重心の位置をそのままでパフォーマンスすることは、困難で不都合なので、バランスバックして、前肢の負担軽減と後肢の筋肉力を活用する必要があるのである。
馬場馬術の場合のバランスバックは、前駆をチェスの馬のように高揚させることで行っており、レイニングでは、牛を追いかけるという必然性から馬の首に動きをフリーにしておく必要がある。何故なら、牛の動きに対応するためには、馬の運動神経を活用する必要があって、もし馬場馬術のように、レインをタイトにして馬の頭の動きを拘束すれば、人間の運動神経で牛の動きに対応しなければならなくなってしまうので、ウエスタン乗馬では、ルーズレイン馬の頭を拘束せず、馬の運動神経を活用できるようにしているのである。しかし、牛に動きに対応するために、急激な方向変換もまた要求されることから、後肢の踏み込みを深くして、ルーズレインでありながらバランスバックを実現しているのである。

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