AM 9:05 Temperature 31.6℃ Humidity 68% 晴れ August 8,’24(Thursday)
今朝は、晴れて最高気温が33℃を超えるそうです。昨日昼過ぎにスコールがあって、その後は、良いお天気になり、夜中にまた雨が降りました。
馬場は、良いお湿りでベストコンディションです。
さて、馬のガイドですが、ライダーは、あまり気づかないようですが、支点と作用点の2点間の逆方向で同量の力を以て行っているのです。
支点と作用点は一体で、作用点で力を発揮すれば、必ずその起点として支点があるのです。支点の存在がなければ、必然的に作用点は成立しないのです。
馬をガイドするのは、推進と一体的に行わなければならないのです。つまり、推進が作用点になり、そのときビット(ハミ)が支点となっているのです。そして、作用点と支点が一直線上にあるときは、直進運動になるのです。また、作用点の力のベクトルが支点のベクトルと平行線を辿るとき、支点のベクトルに対して作用点のベクトルが左にあるときは、右回転のモーメントが生まれ、右にあるときは、左回転のモーメントが生まれるのです。
このとき、回転モーメントの回転軸は、作用点と支点の中間点になるのですが、例えば、馬の前肢と後肢の中間にあれば、前肢と後肢のステップの方向は逆になります。回転軸が前肢より前にあれば、前肢と後肢のステップは同じ方向になるのです。
従って、支点の力のベクトルに対して、作用点の力のベクトルが左側にあるとき、右回転のモーメントが生まれて、このとき作用点の脚が後肢の近くにあれば、回転軸が前肢と後肢の間にあることになるので、前肢は右方向にステップし、後肢は左方向にステップするので、馬は右回転をすることになるのです。また、作用点の脚が前肢寄りにあるときは、回転軸が馬の頭と肩の間にあることになるので、前肢も後肢も左方向にステップして、馬は左方向へハーフパスするようになるのです。
そしてまた、支点の力のベクトルに対して、作用点に力のベクトルが右側にあるとき、左回転モーメントが生まれるのです。このときの回転軸が何処になるかが馬のステップの方向を決めるのです。
脚の位置が後肢寄りにあると、前肢と後肢に間に回転軸ができて、前肢は左側へステップし、後肢は右側へステップすることになり、馬は左回転するようになるのです。これに対して、前肢寄りに作用点の脚が位置すれば、回転軸が馬の頭と肩の間に位置することになり、前肢も後肢も右方向へステップするようになり、馬は右方向へハーフパスするようになるのです。
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