Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:10 Temperature 5.0℃ Humidity 54% 快晴  December 24,’24(Tuesday)

 

今朝は、風はなく快晴です。

馬場は、ドライです。

 

馬のトレーニングを主体に、乗馬をするということは、ホースシンキング(Horse Thinking)という言葉がありますが、馬が何考えるかを考慮するという意味で、馬に対して何らかの要求をするとき、どのタイミングで、どんな場所で行うことによって、馬はどのように考えるかを、常に考えなければならないということなのです。

 

例えば、リードチェンジは、基本原則として、正しいリードで走行するということで、正しくないリードで走ると、ルールではペナルティとなります。

そして、同じ場所で何時も練習していると、馬は、その場所に行けば、勝手にリードを変えるということになりかねません。勝手にリードを正しくないところやタイミングで変えれば、これもペナルティが科されます。

スピンは、指定された場所で止めないと、競技ではペナルティがつきますので、競技では指定回数でピタッと止めることが要求されます。しかし、絶えずスピンをピタッと止めることを続けると、馬によっては、スピンをすることに緊張して、落ち着きがなくなることがあります。従って、スピンをピタッと止めずにウォークアウトといって、スピンを止めるときや始める時に、常歩から始め、止めるとき常歩に切り替えるようにして、馬をリラックスした状態をキープしてスピンを行います。

また、サークル走行でのスピードコントロールは、普段はスロースタートして、2周目にスピードアップします。何故なら、サークルスタートの時、何時もスピードアップして行えば、リラックスが壊れたり、馬が勝手にスピードを上げたりするようになってしまうリスクを避けるためです。

ロールバックは、ストップの直後にターンして駈歩発進することですが、これも絶えずやっていれば、馬が勝手にストップの後じっとすることがなくなって、勝手に駈歩発進したリターンしたりしてしまうようになるので、普段は、ストップの後、じっと停止を続けたり、ターンを何回もやったり、そして偶にロールバックを行うようにします。

 

以上のように、どんなシチュエーションで、どんなタイミング、どんな場所で、これを行うことによって、馬は何を考えるのかをライダーが考慮することを、ホースマンシップというのです。

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