AM 8:00 Temperature 21.0℃ Humidity 84% 曇り September 19,’25(Friday)
昨夜、スコールがあって、気温が下がりまして、今朝は、21℃しかありません。
馬場は、全面水が浮いた状態になってしまいました。
我々人間は、地上でものを持ち上げるとき、持ち上げようと意識して持ち上げます。このときに持ち上げることができれば、そのままですが、持ち上げることができなければ、支点を、ものの重心に近づけたりより力を入れたりして持ち上げます。
つまり、作用点で支障が起きたとき、初めて支点に意識を向けてアジャストスするのです。
馬上では、どうでしょうか。
作用点でビットプレッシャーを掛けたとき、上手くいかないとき、支点に意識を向けるでしょうか。支点に意識を向けてアジャストしないで、成果を出すことができるのでしょうか。
地上と馬上の違いは、支点が定点であるかないかの違いではないでしょうか。
地上では、支点が必ず定点で作用点が動点です。しかし、馬上では、作用点も支点も動点なのです。何故なら、同一物体上に作用点と支点が存在するからなのです。
地上にいるときは、作用点と支点の違いは、ものが動く方が作用点で、動かない方が支点であるように思ってしまいます。しかし、作用点も支点も動点であると、動くとか動かないとかではなくて、力の方向を変えることができるのが作用点で、作用点の方向によって支点の方向が決まるというように理解できます。
従って、作用点と支点の違いが地上では支点が定点であり、馬上ではどちらも動点であることではないでしょうか。
作用点と支点が動点であると、作用点で目的が果たせないとき、自動的に支点に意識が向かって、アジャストメントするように地上ではしているのですが、馬上では、どちらも動点なので、支点が半自動的に意識が向いてアジャストメントするようにはならないのです。
従って、作用点で、引いたり上げたりするとき、支点よりもと意識するようにすると、半自動的に地上と同じように意識が支点に向かって、アジャストメントするようになるのです。
例えば、レインを引くとき、馬の頭を右脚より右に引くと意識したり、その逆に、左脚により左側へ馬の頭を引くというように意識すれば、レインを引く力と同じ大きさの力で脚が働くのです。
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