Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:35 Temperature 25.7℃ Humidity 47%  晴れ     September 24,’25(Wednesday)

 

今朝は、すっきり晴れて、昨日よりは気温が高めです。

馬場は、奥の水溜まりも徐々に小さくなってきて、外はベストです。

 

さて、今日は、内方姿勢をテーマにしたいと思います。

 

馬の姿勢形成の一つとして、内方姿勢がありますが、これは、乗馬における基本が、この内方姿勢によって作られます。

 

内方姿勢は、外方後肢と内方前肢が一直線上に位置することになり、運動エネルギーが、外方後肢から内方前肢へと向かうようにしています。

 

外方後肢から内方前肢へ運動エネルギーが向かうことで、その中間にある重心(第4肋骨)を通ることになり、合理的な運動にすることができて、リードの選択が可能になります。

 

つまり、内方姿勢は、リードの選択を可能にし、重心を通る運動エネルーにすることができて、馬は力を浪費することがなくなるのです。

更には、外方後肢がサークルの軌道に対してインサイドステップして遠心力と闘い、馬の肩が倒れるようなことを防いでいます。

 

内方姿勢を形成するためには、外方脚を支点にして、左右のビットプレッシャーを均等にして、ビットプレッシャーを外方脚のやや外側へ引くようにすることでできます。

 

多くのライダーができにくいことは、左右のビットプレッシャーを均等にすることで、これは、馬の首を曲げないために、ビットプレッシャーを左右均等にしていて、首を曲げずにビットプレッシャーを外方脚のやや外側へ引くことで、ビットプレッシャーの方向を、外方脚のやや外側へ向かわせることを可能にしているのです。

 

もう一つ、できにくいことは、外方脚を支点するということです。

地上では、支点を意識することなく、合理的なところに支点を置くことができるのですが、馬上では意識しないとできません。

 

思い通りのところに支点を置くためには、レインプレッシャーをかけるとき、支点に対して何処に向かうのかを意識すれば、そこが支点になるのです。

 

例えば、外方脚の外側とか内側とかというように、支点を基点にするようにしてレインプレッシャーをかければ、必ず支点が意図するところに置かれるのです。

 

レインプレッシャーが外方脚のやや外側へ向かうことで、支点である外方脚のプレッシャーは、馬の口のやや内側へ向かいます。

 

このとき、馬体を真上から俯瞰すると、支点である外方脚が左脚であれば、右回転モーメントが働き、右脚であれば、左回転モーメントが働きます。

このことによって、右外方脚が支点になれば、左内方姿勢が形成され、左外方脚が支点になれば、右内方姿勢が形成されるのです。

 

馬の姿勢形成は、作用点と支点の二つの力の連携で行います。

従って、支点を意図するところに置くことが重要なのです。そして、馬の首を曲げないように、左右のビットプレッシャーを均等にすることもまた重要なのです。

 

意図するところに支点を置くには、レインプレッシャーを、支点を基点にして与えるようにすることででき、左右のビットプレッシャーを均等にするためには、意識をレインを持つ手に向ければ、感覚的にその圧力を感じることができるので、均等な圧力にすることが可能になります。

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