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今朝は、すっきりと晴れて、空気が乾燥しています。
馬場は、ベストコンディションです。
馬の歩様
馬の歩様は、4種類である。
常歩(Walk)・速歩(Trot または Jog)・駈歩(Rope または Canter)・襲歩(Gallop)である。
- 常歩は4拍子で、①左後肢 ②左前肢 ③右後肢 ④右前肢 または、①右後肢
②右前肢 ③左後肢 ④左前肢である。
- 速歩は2拍子で、斜対速歩ともいわれ、特殊な訓練をした馬には、側対速歩で走行する馬もいるのである。
- 左後肢と右前肢 ②右後肢と左前肢
- 右後肢と左前肢 ②左後肢と右前肢
- 駈歩は、3拍子で、斜対駈歩ともいい、特殊な訓練をした馬には、側対駈歩で走行する馬もいるのである。
左リード ①右後肢 ②右前肢と左後肢 ③左前肢
右リード ①左後肢 ②左前肢と右後肢 ③右前肢
- 襲歩は4拍子で、左リード ①右後肢 ②左後肢 ③右前肢 ④左前肢
右リード ①左後肢 ②右後肢 ③左前肢 ④右前肢
馬は、常歩から駈歩までは、進化の過程でほぼ同時期に獲得したといわれている。何故なら、速歩と駈歩は、対角線上の肢が同時に着地しており、その対角線上の肢を厳密に観察すれば、前肢がほんの少し先に着地しているのである。従って、馬は常歩から駈歩までは同じ歩様なのである。
一方襲歩は、後肢の着地と前肢の着地の間で宙を飛んでいるのである。
以上の理由から、馬が襲歩を獲得したのは、常歩から駈歩までを獲得してから相当長い年月を要したといわれているのである。
また、馬がより速く走行するには、肢の回転を上げるかストライドを伸ばすかなのであるが、常歩から駈歩なでは、対角線上の肢が同時に着地しているので、馬体以上のストライドを確保することができないのである。しかし、襲歩は、後肢と前肢の着地の間で宙を飛ぶので、馬体以上のストライドを確保することができるのである。
因みに、襲歩は、競馬で第4コーナーを回ってダッシュするときに見ることができる歩様で、乗馬で目にすることは殆ど無いといっても過言ではないのである

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