Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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今朝は、雲一つなく晴れて、凍結もありません。

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

「ライディングの3大要素(ドライヴ・ガイド・フィール)」

 

乗馬におけるライダーの3大要素は、ドライヴ・ガイド・フィールである。

 

ライダーが、馬の動きをコントロールするために、必要不可欠な能力がドライヴとガイドとフィールなのである。

 

乗馬において、ライダーが馬に対してリーダーであることが原理原則的なのである。

 

何故なら、ライダーは、物理的力を以て馬を動かすことができないからである。つまり、ライダーが馬を動かすためには、ライダーが馬にとってリーダー的存在でなければならないのであり、ライダーがイニシアティヴを取って馬とコミュニケーションしなければ、馬を動かすこともできなければ、その動きをコントロールすることもできないからである。

 

人間でも馬でも、推進力の大きい方を上位者と認める原則があるのである。

 

変な例え話であるが、不良少年が親や学校の先生に対して不敬であっても、もっと不良な人や暴力団員などに対して、良くいうこと聞いたり礼儀正しかったりするのは、親や学校の先生は不良少年から見れば、絶えず抑制力が発揮される対象で、決してリスペクトには繋がらないのである。これに対して、もっと不良な人や暴力団員は、この不良少年にとって、もっと不良だったり、やめろというよりもっとやれというように推進力を発揮されるので、不良少年は、これらの人に対して、上位者だと認めてしまい、いうことを聞いたり礼儀正しかったりするのである。

 

従って、ライダーが馬に対して、リーダーシップを発揮してイニシアディアティヴをとったコミュニケーションをするためには、推進力(ドライヴ)が欠くことのできない能力なのである。

 

ガイドとは、馬の動きの方向や速度をコントロールすることである。

 

馬をドライヴするために、ライダーは主に脚を多用するが、脚の力が馬の推進力ではない。脚が推進力なら、木馬に乗って脚を使って木馬が動くことになるが、決してそうなることはないのは、誰でも解ることである。従って、ライダーの馬に対する推進力は、ライダーのリーダーシップによって発揮されるものなのである。

 

ライダーが馬に対して、イニシアティヴを取って馬をドライヴし、運動の方向やスピードを、コントロールすることがガイドである。

ライダーは、物理的力を以て馬を動かすことができないことは既に述べたが、ライダーが強制力を以て、馬の動きをガイドすることも、止めることもできないのも同様のことなのである。

しかし、ライダーが馬に対して、強制力を持つことができることがあり、その強制力は、馬体を曲げることなのである。

つまり、ライダーの馬のガイドとは、強制的力を以て馬体の姿勢を形成することで、間接的にコントロールすることなのである。

従って、ライダーが馬の動きをガイドするには、馬体フレームの形成する能力を身につけることで、可能になることなのである。

 

ライダーが馬をドライヴしたりガイドしたりするためには、馬とコミュニケーションしなければならないのである。

コミュニケーションは、プレッシャーとリリースによって行うものなのである。

ライダーは馬に何らかの要求するとき、プレッシャーを与え、馬がいうことを聞いたときは与えていたプレッシャーをリリースし、いうことを聞かなかったときは、更にプレッシャーを与え、いうことを聞いたときに与えていたプレッシャーをリリースするのである。

このとき、ライダーは、馬に与えているプレッシャーが馬体と接しているところで、馬がいうこと聞いたのか聞かなかったのを感覚的に感じとるのである。

 

馬の反応を読み取る能力がライダーのフィールなのである。

 

ライダーにフィールが備わってなければ、ライダーは馬とコミュニケーションができないのである。 ライダーにフィールがなければ、馬とコミュニケーションしてイニシアティヴを取ることができず、イニシアティヴが取れなければ、馬をドライヴすることもできなければ、ガイドすることもできないのである。

 

従って、乗馬の3大要素は、重要度と優先度において、フィール・ドライヴ・ガイドという順番になるのである。

しかし、人が馬に乗って身につける順序は、ドライヴ・ガイド・フィールなのである。何故なら、ライダーが意図的に、何が何でも馬を推進し、その結果動いている馬をガイドし、ドライヴとガイドしながら、徐々にフィールが養成されるからなのである。

 

さて、フィールは、意図的に動かした体の先端で馬体と接して、その接触感を感じとる感覚である。このときライダーは、馬を走らせたいとか左へ曲がりたいとか思っているので、ライダーの意識が、走るかとか曲がるとかに向かって、自分が動かしている手や脚に向かわないのである。

フィールは、体の先端で感じとった情報を脳が認識して初めて存在するもので、認識しなければ存在しないのである。体の先端で感じていても、脳が認識しなければなかったことになるのが、感覚というものなのである。

「心頭滅却すれば、火もまた涼し」である。

 

感覚情報を認識するかしないかは、意識がレーダー的機能を果たして、意識の向いた方の感覚情報を認識し、向いていない情報は認識せずになかったことになるのである。

従って、フィールの養成とは、手足の訓練によってなすものではなく、脳の訓練でするもので、自らの行動の先端に意識を向ける訓練をすることなのである。

話を戻せば、馬を走らせたり曲げたりしたいとき、そのために動かす手や脚に意識を向けて、プレッシャーを与えている馬体との接触点の感触を捉えて、その感触の延長線上の馬が走ったり曲がったりすることを感じとれば、フィールが養成されていくのである。

 

ライダーが身につけていく順番として、最後のフィールが養成されるに従って、馬とコミュニケーションできるようになり、そこでイニシアティヴを取ってリーダーシップを発揮して、馬をドライヴでき、ドライヴされた馬をガイドすることが可能になっていくのである。

 

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