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今朝は、この冬初めて水道の蛇口、睡蓮の鉢、バケツの水全部が凍結しまして、蛇口にお湯を数分かけましたが解けません。
馬場は、ドライ状態です。
「ガイドの科学」
ガイド(Guide)とは、導く・指導・案内・誘導などという意味がある。
ここでは、馬をガイドするについて科学的に考察する。
我々の住む空間では、ものの動きをガイドするということは、もの動きを誘導するという意味になるが、それは、ものを先頭に立って引っ張るという意味をなし、ものをリードするようなイメージを与えるものだが、実際には誘導するということはあり得ないのである。
ものの動きの方向性をコントロールするとは、車のハンドルを切る、スキーでエッジを使う、テニスボールの壁打ち、野球のボールの変化球などは全て抑制であり、全てのもの動きの方向性をコントロールするのは、ガイドではなく抑制なのであり、ブレーキを掛け止める行為の一貫なのである。
コントロール(Control)は、抑制という意味がある。つまり、日本ではものの動きの方向性を操作するのは、「誘導」と捉え、英語圏ではコントロール、つまり、「抑制」と捉えているのである。
余談だが、日本語では、この点において、視覚で捉えたものを言葉にして、英語圏では、行為を言葉で表していると考えられる。
車のハンドルでは、タイヤの向きを変えても、氷上では滑って抑制力が効かず、車の進行方向を変えることはできなし、野球のボールも回転によって空気抵抗を大きくして抑制力を効かせた結果ボールが曲がるのである。このように、ものの進行方向が変わるということは、運動エネルギーに何らかの抑制力を働かせることで、行われているものなのである。
このことは、宇宙空間でも同様で、ロケットの軌道修正は、逆噴射して抑制効果を以て、方向の変換をしているのである。
例えば、乗馬において、レインを引くことで馬の進行方向をコントロールしていると思っている初心者が多いが、これは全くの勘違いで、レインを引いて誘導しているように思えるかも知れないが、レインを引くことで抑制力を効かせているから、馬の進行方向が変わるのである。
ものの動く方向を変えることは、抑制力を如何に効かせるかなのである。
乗馬において、馬の進行方向をコントロールすることは、先ず馬を推進することで、推進された馬に何らかの抑制力を効かせることでできることなのである。
レインを引いたとき、馬の首が曲がって、レインを引いた方へ頭が引き寄せられる。この場合、首が曲がった分馬が動かなくて済んでいるともいえるのである。
例えば、馬を左方向へ移動したい場合、レインを左に引けば、馬は首を左側へ曲げ頭を左へ動かす。馬が左へ首を曲げた分馬は左側へ動かなくて済んでいるから、これ以上首が曲がれなくなった所から更に左にレインを引けば、馬は左方向へ移動することになるのである。
しかし、馬は首を曲げなければ、レインを引いた分馬は左へ動くことになるのである。
つまり、馬の首をロックさせレインを引けば、馬は左へ首を曲げずに移動することになるのである。このことは、ライダーがレインを使って間接的にショルダーと前肢を操作し、進行方向をコントロールしているといえるのである。
従って、ライダーは、初めからショルダーと前肢をコントロールしようと考えなければならないのである。
馬を推進し、左右のレインで首が曲がらないようにロックした状態で、左側へショルダーと前肢が動くように、レインを引っ張る必要があるのである。
馬の首が柔軟であることは、利点であり欠点でもあり、進行方向のコントロールにおいては、欠点なのである。
馬体の柔軟性は、高度なフォーマンスを実現するためには、必要不可欠な要素なのだが、同時に運動の操作性においては欠点になり得る要素なので、ライダーは、馬体の柔軟性を養成するスキルを身につけると同時に、馬体を一体化させるスキルも身につけなくてはならないのである。
馬の進行方向をガイドするには、ライダーは、先ず馬を推進し、その推進ネルギーを体感して、その推進エネルギーにある角度の抑制力をかけ、その反射角を以て行わなくてならないのである。
馬の軌道を修正する場合のガイドは、原則的に馬体の姿勢を維持したまま軌道を変える場合、馬体を一体化させるために両サイドのレインをピックアップして、脚を駆使することが必要である。
そして、起動を外側へ移行する場合は、レインをピックアップさせて馬体を一体化させた上で、外方脚で後肢のインサイドステップを促す、つまり、外方後肢の起動の外へ向かう力を抑制するようにすることで、軌道の内側へ向かう後肢ステップ角が大きくなって、前肢のステップの方向と逆方向に馬が進行することになるので、サークル起動であれば、外側に軌道が修正されるのである。
また、起動を内側へ移行する場合は、前述と同様に馬体を一体化させた上で、外方脚を前肢寄りに使い、前肢のステップ角を大きくするようにして行うのである。この場合も、前肢の外側へ向かう力を抑制するように、内方へ向かうステップ角を大きくしているのである。
馬の肢のステップ角とは、馬の縦の中心線(正中線)に対して作る角度のことで、馬の進行方向と4肢のステップ角の関係性は、前肢のステップ角>後肢のステップ角= 前肢のステップ方向が馬の進行方向となる。また、前肢のステップ角<後肢にステップ角=前肢のステップ角と逆方向に馬は進行するのである。

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