AM 8:55 Temperature 0.7℃ Humidity 63% 快晴 January 24,’26(Saturday)
今朝は、快晴で、冷え込みまして霜が下りてましたが、水道の蛇口は凍結せず、バケツと鉢が凍結しました。
馬場は、ドライ状態です。
「玉座」
玉座とは、ライダーが原則的に、シーティングするシートポジション(姿勢)のことである。
乗馬における運動は、ライダーと馬とで作る合成重心が動くことなので、その重心をコントロールすることが重要なのである。
しかし、重心を見ることはできないので、感覚的に重心の所在を感じとることが必要なのである。
日本では乗馬において、「人馬一体」という言葉があるが、馬が動くことは馬の重心が動くことであり、ライダーが動くことは、ライダーの重心が動くことであり、馬の重心、らいだーの重心、そしてライダーと馬との合成重心の3つの重心が、一体的動くことをいうのである。もし、馬が重心移動したとき、ライダーの重心移動にタイムラグがあれば、当然ライダーと馬との合成重心にもタイムラグが生ずるので、人馬一体とはならないのである。
例えば、自転車で二人乗りをする場合、後ろに自転車に乗れる人を乗せた場合と乗れない人を乗せた場合とでは、ハンドル操作がまるで違ってしまうように、自転車の乗れる人を後ろに乗せた場合は、重心移動が一体的に行われるのに反して、乗れない人を後ろの乗せた場合は、重心移動にタイムラグが生まれるので、ハンドル操作がし辛くなってしまうのである。
従って、ライダーは、自分の重心の所在を知る必要があり、その重心のコントロールもまた重要なのである。
ライダー自身の重心の所在を知るために、騎乗して鐙から少しだけ足を浮かすようにして、シートに全体重を掛けるようにし、その上で上体を前傾したり後傾したりして、シーティングにおけるサドルとの接地面で、自分自身の体重を一番重く感じる上体のポジションが、シーティングの真上に重心があるときなのである。
このときのライダーの姿勢が、乗馬におけるライダーの基本姿勢なのである。そして、必要に応じて、馬の重心移動に合わせたり遅らせたりして、馬の重心移動を促進したり抑制したりするのである。
ライダーは、馬上で馬の動きをコントロールすることを、強制力を以て成すことはできないが、唯一ライダーによる強制力は、ライダー自身の体重であり、ライダー自身の重心のコントロールは、馬に物理的力として影響力を行使できるツールなので、ライダーが自らの重心の所在を感覚的に把握できていることは、大変重要なことなのである。
馬の重心は、第4肋骨付近にあるといわれており、その重心が前方に移行することは、前進気勢が大きくなり、後方へ移行することで、前進気勢は減退するのである。
重心を前方へ移行することで、前進気勢は大きくなるが、下り坂を下るモーメントとなるので方向の操作性は悪くなり、重心を後方へ移行することで、前進気勢は減退するが、上り坂を登るモーメントとなるので、方向の操作性は良くなるのである。
馬術は、競馬と違って、方向の転換を多用するために、重心を後方へ移行(バランスバック)させることが多いが、そのために前進気勢が減退した分を、馬の筋肉運動を活発化させることで、前進気勢を補っているのである。

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