Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 3.8℃ Humidity 40% 晴れ January 24,’24(Wednesday)

今朝は、良く晴れましたが、とての冷たい風が吹いています。外は全面白くなるほどの霜が降ったようです。外は、凍結しているのに、バケツや鉢は氷が張っていません。不思議なことがあるものです。

馬場は、水分があるところが凍結していて、10時頃までには解けると思います。しかし、ウェット状態です。

何かがきっかけで、できるようになることがあります。

すると多くの人は、その何かをするとできるというように関連づけて学習します。そして、またその何かをやって、同じような結果を求めようとします。

この事例は、全く普通で自然もあります。しかし、これでは、あまりに知恵がないのです。その何かというきっかけは、きっかけに過ぎず、本質的に、その何かによって、どんな現象が生まれたからできたのかを突き止めてこそ学習といえるのです。

例えば、ライダーが姿勢を前傾してたのを止めて上体を起こしたことで、馬を推進できるようになった場合、上体を起こせば、馬を推進できると学習してしまいます。しかし、あるとき上体を起こしたのに、馬を推進できなくなってしまった場合、どうしようもなくなってしまいます。

問題は、何故上体を起こすことで、、馬を推進できるようになったのかということです。

ライダーは、物理的力で馬を推進できませんが、ライダーの体重は、唯一馬を推進するために、物理的要因の一つなのです。従って、ライダーが前傾したり後傾したりすることで馬の動きに影響を与えるのです。しかし、多くのライダーは、脚の力で馬を押して推進すると考えているので、脚の位置を後方にして、後ろから馬を押そうと思ってしまうのです。従って、脚が後方になるので、初心者は、上体が前傾してしまいがちになるのです。

ライダーが、前傾することが馬の推進力を減退させることと無関係ですが、前傾するタイミングが悪く、馬が一歩前にステップした直後に上体を前に倒すので、馬が次の一歩を出しづらくなるので、結果として馬の推進を妨げになってしまうのです。

ライダーが、前傾したままであれば、馬の推進を妨げることはありませんが、前傾に更に前傾を繰り返すので、推進の妨げになるのです。しかし、前傾して後傾して、そして前傾と繰り返すのであれば、馬の重心移動とタイミングが合えば、むしろ推進を促進する要因となるのです。

因みに、脚は刺激であって、物理的力ではありません。従って、脚で馬を押すというのは間違いで、できません。

 

 

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