Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:10 Temperature 6.1℃ Humidity 58% 雨 March 23,’24(Saturday)

折角の週末ですが雨が降りだしてしまい、夕刻まで降るようです。

馬場は、今のところベスト維持していますが、夕刻まで雨では、悪いコンディションになってしまいそうです。

プロのトレーが馬のトレーニングするとき、果たして何を考えているのでしょうか。

私の場合は、馬を柔らかくすることです。

柔軟性とは、馬の反応が、柔らかい反応をするということですから、フィジカル的に可動性が高いということとメンタル的にはの従順性の両方が必須となります。

馬のネック(首)・ショルダー(肩)・リブケージ(胸郭)・フランク(脾腹)・ハインドクォーター(後駆)などのパーツの可動性を高めるためにストレッチを行います。

このストレッチを行うとき、馬に与えるプレッシャーの馬体との接触点で、馬が柔軟な反応をすることを同時に求めます。何故なら、プレッシャーの馬体との接触点で、馬が柔軟な反応するということは、馬のメンタルが従順でなければならないからです。

可動性と従順性を養成するには、トレーナーの感覚が必要となります。何故なら、プレッシャーの馬体との接触点に向けるライダーの意識で、馬の反応の硬軟を感じとるからです。

つまり、馬の柔軟性を養成するのは、ライダーの感覚(フィール)なのです。

つまり、ストレッチのトレーニングにおいて、フィジカルの可動性とメンタルの従順性を同時に養成するということです。馬のフィジカルとメンタルを分けてトレーニングするということはないということです。

フィジカルの可動性を高めてから、後でメンタルの従順性を養成するということはあり得ないわけです。

フィジカルの可動性とメンタルの従順性を求めてストレッチ運動をした後に、フレームワークとバランスワークを行います。

フレームワークとは、馬体の姿勢を整えるということで、内方姿勢や収縮などを養成することです。

バランスワークとは、重心のコントロールですが、考え方として、重心を定点と考えて、4肢の位置をコントロールすることで、馬体重を、後肢または前肢に掛ける割合を、コントロールすることになります。

フレームワークやバランスワークは、フィジカルの可動性とメンタルの従順性なくしてはできないことなので、ストレッチ運動の精度が求められることになるのです。

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