Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 8:25 Temperature 26.2℃ Humidity  56%  晴れ  June 11,’24(Tuesday)

 

今朝は、この時刻でも26℃を超えましたので、日中は30℃を超えそうです。風はありません。

 

馬場は、ベストコンディションです。

 

今日は、スピードコントロールについてです。

レイニングでは、サークル運動でスピードのコントロールがあります。多くのパターンでは、スピードサークルからスローダウンします。

馬のメンタルには、ライダーの姿勢やポジショニングの変化に応じるようにトレーニングして、スピードコントロールをします。

馬のフィジカルには、原則として、バランスフォアでは前進気勢が旺盛になり、バランスバックでは前進気勢が減退するという物理的作用があるので、後肢の着地位置をコントロールし、バランスコントロールできるようにトレーニングします。

レイニングにおいては、馬のバランスコントロールを後肢の着地位置を変化させて行っています。

つまり、後肢の着地位置が比較的後方にあれば、バランスフォアになり前進気勢が旺盛になり、また後肢の着地位置が比較的前方にあれば、バランスバックになり前進気勢が減退します。

馬の自然な動きは、頭を上下動させて重心を前へ前へ押し出し、前進気勢を旺盛にしてスピードアップをしています。その反面、競馬馬が第4コーナーでダッシュするとき、頭を高く上げ後肢を深く踏み込み筋肉運動を盛んにして、スピードアップします。従って、バランスバックスしてスピードアップするには、筋肉運動を盛んにしなければならないのです。

つまり、バランスバックして筋肉運動を盛んにしなければ、頭の上下動により重心移動が、頭を上げている関係上バランスフォアに比べて容易にできなくなり、前進気勢は減退するのです。

従って、レインニングでは、フィジカル的にスローダウンするとき、バランスバックさせて前進気勢を減退させるのです。

以上の馬のメンタルとフィジカルを活用して、スピードコントロールしているのです。特に競技大会では、馬が緊張状態にあるので、フィジカル的にスピードコントロールするトレーニングが重要なのです。

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