Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 8:25 Temperature 8.8℃ Humidity Hi 晴れ November 22,’24(Friday)

 

今朝は、秋晴れというより冬晴れのような感じで、気温も一桁ですが、日中は18℃越えで温かくなるようです。

馬場は、VW状態ですが、今日中には大分回復することでしょう。

 

駈歩には、リードがあり、左サークルで左リード、右サークルでは右リードで走るのが、正しいのです。

リードは、馬の骨格構造によってできたもので、脊椎の柔軟性を失って進化したのが、馬で、脊椎の柔軟性を失ったのは様々な要因が考えられますが、大きな要因として考えられるのは、肉食獣から身を守るために、立ったままで長時間いても、疲労しないためではないかと思われているのです。立ったままで眠れれば、肉食獣から襲われても、直ぐに逃亡することができます。

しかし、脊椎が硬直すると、運動エネルギーが重心を通るために、重心をしなやかな背骨を曲げて、運動エネルギーの線上に移行することができません。従って、馬は、重心の上を運動エネルギーが通るように、馬体の対角線上を運動エネルギーが通過するようになったのです。

こうした理由から、駈歩にリードが生まれたのです。

運動エネルギーが、重心の上を通ることは、最小限の力で合理的に運動することができるのです。

運動エネルギーが重心の上を通るためには、外方後肢から内方前肢に運動ネルギーが通るように、外方後肢と内方前肢が同一線上に位置することが必要になるのです。これを二蹄跡運動(ツゥトラック)といいます。

初心者のライダーが、外方後肢が内方前肢へ向かうようにといっても、感覚的にこれを掴むのは容易ではありません。

そこで、外方脚を入れたとき、外方前肢より内方へ外方後肢がステップするようにしようと考えれば、少し容易になるのではないでしょうか。

それでも、分かりづらい場合は、外方のレインを持つ手より、外方脚の力が内方へ向かうようにすると考えればいいのではないでしょうか。

 

馬の運歩を感覚的に掴むためには、軽速歩(ポスティングトロット)があります。

軽速歩のルールは、外方前肢がステップするときにライダーは立ち上がり、内方前肢がステップするとき座ります。これを感覚的に行って、確認のために目で見るようにすれば、20鞍ぐらいで、誰でも馬の運歩を感覚的に掴めるようになりますので、試して頂きたいと思います。

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