AM 9:20 Temperature 8.2℃ Humidity 55% 快晴 December 7,’24(Saturday)
今朝は、雲一つなく晴れました。湿度がとても低く、乾燥しています。
馬場は、奥の水溜まりが小さくなってきていて、外はベストです。
乗馬は、2点間の協奏曲だといったことがあります。
2点とは、作用点と支点のことです。
そして、その2点において、押すと引く、または推進と抑制という反対のことをやりながら、その組み合わせによって、馬体に様々な影響を与えて、馬をコントロールしているのが乗馬といえるのです。
その一方人間は、作用点に意識が向いているときは、支点に意識が向かず、支点に意識が向いているときは作用に意識が向かないということが多々あるのです。
人は地上にあるとき、作用点で都合が悪くなると、自然に意識が支点へと向き、その不都合を解決しようとするものなのです。
ところが、馬上にあるとき、多くのライダーは、作用点において不都合が生じているのに、何時までも作用点に意識が向いたままで、一向に支点に意識が向きません。従って、その不都合が解決しないのです。
その原因として考えられるのは、作用点において、ライダーが考えていることとやっていることが違うということがあるのではないだろうかと思うのです。
例えば、レインを引いているとき、ライダーは、馬の頭を下げようとしているのに、レインを上に引き上げている場合や、脚で馬を前に出そうとしているのに、脚は馬体の横から押している場合などです。
つまり、やっていることとライダーが思っていることが違っているので、作用点で不都合が起きていても、支点へと意識が向かないのではないでしょうか。
つまり、レインを上に引き上げているときは、馬の頭を持ち上げようと思わなければならないし、馬を前に出そうと脚を入れているとき、脚は馬体の横から押しているのであるから、レインをどの角度で引けば、脚の横からの力を、前に向かうようにできるのかと考えなければならないのではないでしょうか。
このように、やっていることと考えていることが一致すれば、作用点で起きていることが不都合なとき、自然にライダーの意識は、支点へと向かうようになるのではないでしょうか。
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