AM 8:30 Temperature 4.7℃ Humidity 73% 晴れ December 8,’24(Sunday)
今朝は、とても冷えまして、気温が5℃を下回っています。
馬場は、水溜まりも小さくなっていて、外はベストで、砂埃が出始めました。
力は地球上に二種類あって、それは重量と動力です。
重量は引力によってそのものの質量そのもので、作用反作用とは無縁のものです。動力は、作用点と支点で成り立つもので、必ず何処かを支点にすることで作用点の力が成立するものです。勿論、支点の力もまた、作用点がなければ成立しません。
地上では、動力の作用点と支点の力の方向は、必ず反対向きとなって、同一線上に向かう場合と、同一線上でない場合は、真逆の方向で平行線を形成します。
原則的には、支点の力の方向は、作用点の方向で決まります。作用点が支点に向かって力を発揮すれば、必ず支点の力は作用点に向かいます。作用点の力が支点に向かわない場合は、作用点の力の正反対で、その力と平行線を形成するのです。
従って、作用点の力の方向で、支点の力の方向が決定するのです。
乗馬では、レインハンドやシートや脚は、作用点になったり支点になったりしますが、レインハンドと脚の2点間では、レインハンドが作用点になれば脚が支点となって、脚が作用点になればレインハンドが支点となります。
地上では、作用点が何処であれ、その力の方向を変えれば、これに伴って支点の力の方向が決まりますが、馬上では、脚は作用点になっても支点になっても、その力の方向を変えることがほぼできません。馬体を横から押す力になるしかないのです。
レインハンドを作用点にして、その方向を変化させることで、脚の力は、その逆の方向となり、作用点の方向によって、馬体を横から押している脚の力は、作用点であるレインハンドに向かう場合と、レインハンドの力の方向と真逆で平行線を形成するようになるのです。
つまり、脚の力の方向は、レインハンドでしか変えることはできないのです。
このこと理解しているライダーは、日本にはほぼいないといっても過言ではありません。
しかし、この記事を読んだ皆さんは、このことを理解して、レインハンド脚とのコンビネーションを考えてみて下さい。
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