AM 9:20 Temperature 23.3℃ Humidity 62% 曇り September 30,’25(Tuesday)
今朝は、曇っていて、気温も低めです。昨日夜に雨があり、一時強かったのですが短時間で止みました。
馬場は、昨夜の雨が良いお湿りで、しっとりしたコンディションです。
乗馬において、ウエスタンもブリティッシュも後肢の踏み込みが望まれます。
何故なのでしょうか。
それは、馬自身のフィジカルの構造が、前肢に60%、後肢に40%の体重配分になっているからで、自然体でバランスフォアなのです。
そして、馬の自然な運動は、重心移動に伴って肢が動くというメカニカルムーヴメントで動いているからなのです。
具体的には、首が伸縮さし頭を上下動させ重心移動をしていて、この重心移動が先に起きて、これに伴ってステップしているのです。
これは、重力による運動なのです。
そして、筋肉運動を最小限にしているので、省エネ運動なのですが、惰性的であるために、制動性が悪いのです。
制動性が悪いということは、進行方向の変換や停止などの対応がし難いという特徴があるのです。
これに対して、馬術は、方向の変換や停止などが求められるので、制動性の高い運動が要求され、前駆を起揚させたり後肢の踏み込みを深くしたりして、後駆の筋肉運動を活発化させることで、これに対応しているのです。
従って、馬術の主要なトレーニングでは、バランスバックや後肢の踏み込みをさせることになっているのです。
因みに、ブリティッシュ馬術では、前駆を起揚させることで、重心を後方へ移行させるというバランスバックをしているのです。これに対してウエスタン馬術では、元来牛を追走する仕事がルーツなので、ルーズレインで馬の前駆を拘束することでは、仕事が出来なくなってしまうので、後肢を深く踏み込ませることで、後駆の筋肉運動を活発化しているのです。
つまり、ブリティッシュとウエスタンの大きな一階は、馬に対して筋肉運動をを活発化させる方法が大きく異なるのです。
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