Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:45 Temperature 25.5℃ Humidity 54%  曇り   October 4,’25(Saturday)

 

今朝は、予報では上着が必要になるといっていましたが、そんなことはなく、気温が25℃を超えていまして、風が少々吹いています。

 

馬場は、奥に水溜まりがありますが、外はほぼベスト状態です。

 

さて、乗馬は、ライダーの感覚が要求されます。

その感覚とは、主に接触感です。

 

接触感は、感覚細胞が受信して、その情報を感覚神経が脳へ送信します。そして、脳が認知して、我々は、その情報を認識するというメカニズムです。

 

健常者にとっての感覚機能は、主に脳の認知機能です。

 

我々の感覚とは、感覚細胞や感覚神経の問題はなくて、脳が感覚情報を認知するかしないかにかかっいるのです。

 

感覚情報を脳が認知するかしないかは、そのときの意識がコントロールしています。

 

つまり、意識が向いた方向からの感覚情報を脳が認知するというシステムで、感覚神経がどんなに感覚情報を送信しても、意識の向いていない方向からの情報は無視されて、脳は認知しないのです。

従って、意識の有り様を訓練しないことには、感覚機能が機能しないのです。

 

意識が向いた方向からの感覚情報を認知するのは、意識の向いていない方向からの情報までも脳が認知していたら、脳がパンクして情報処理ができなくなってしまうからなのです。

 

意識のコントロールとは、行動には目的があるので、当然のように、その目的を意識してしまうのが自然なのですが、意識が向かうべきところは、行動の先端で客体と接触しているところなのです。

 

我々が、ものを持つとき、行動の目的はものを持つということですが、意識が手の先端に向いて、その結果手の接触感を感じとることになり、接触感を脳が認知するので、その接触感に応じて力を加減してものを持つことができるのです。

従って、このときの意識は手の先端に向いているので、ものを持つということに意識が向いているわけではないのです。

 

以上のように、自分の意識を行動の先端に向けられるように、訓練する必要があるのです。

苦手なことや未熟なことには、行動の目的を強く意識してしまう傾向にあるので、行動の先端に意識が向かないのです。

すると行動の先端に意識が向かないので、行動の先端における接触感の情報を脳は認知しないので、その接触感に応じて行動をアジャストメントできないので、行動の目的を完遂できないことになるのです。

 

乗馬において、初心者が駈歩をしようとして脚を使ったとき、ライダーの意識は、駈歩をするということに向いてしまっているので、脚が馬体に接触しているところへ向きません。

従って、脚が馬体に接触しているところの感覚情報を脳が認知できなのです。そこで起きていることを脳が認知しないので、脚で力の加減ができないので、結局駈歩ができないことになるのです。

 

我々は、日頃から、自分の意識を自在にコントロールできるように訓練する必要があるので、高学歴社会になってしまった現代人は、常に大脳に知識を記憶することを訓練して成人になってしまっているので、感性が乏しくなってしまっているのです

 

感覚で得た情報を解明したり分解したり論理化するために、大脳を訓練すべきないに、順序が逆になって、大脳で知識を得てから体験するので、我々は知識の範囲でしかものごと捉えることができないのです。

 

本来、感覚情報として得た情報を解明するために、大脳で知己を深めれば、固定概念でものを見るのではなく、見たり聴いたり触ったりして、その感覚情報によってものごとを理解するという順序で、我々は成長しなくてなりません。

 

これらのために、行動の目的に意識を持つのではなく、行動の先端に意識を向けるように訓練しなくては、なにごともできないのです。

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