AM 8:35 Temperature 17.1℃ Humidity Hi 小雨 October 15,’25(Wednesday)
今朝は、小雨が降っています。これからは止む予報が出ています。
馬場は、全面水が浮いた状態です。
さて、昨日に引き続き、馬のフレームワークについて述べたいともいます。
フレームワークというより、作用点と支点の二つの力の連携についてといった方がいいかも知れません。
作用点と支点の関係性は、作用点の力が支点へ向かえば、支点の力は作用点へ向かいます。また、作用点の力が支点以外のところへ向かえば、支点の力は、作用点の力と逆向きながら平行線を辿ります。
そして、作用点の力を発生することで、支点に力が生まれ、作用点と支点の力は絶えず同じ大きさとなるのです。
地上で力を使えば、我々は、支点のことを意識しなくても、ほぼ自動的に適地に支点をおくことができますが、馬上では、支点を意図的に位置させなくては、本来おくべきところへおけません。
地上では、支点を合理的なところへ自動的におくことができるのに、何故馬上ではできないのかという疑問が生まれます。
それは、支点を合理的なところへ置く作業は、バランス感覚なのです。従って、地上で力仕事するときに、バランスを取るということで、支点が合理的なところへおけているのです。
ところが馬上では、力を使うとかに関わらず、ライダーはバランスとらなくならない状況にあるので、作用点で力を使っても支点の位置を合理的位置にすることができないということが起きるのです。
従って、ライダーは、支点を合理的なところへおくための工夫が必要なのです。
それは、レインを引くとき、置くべく支点の場所を基点とすることなのです。
基点とするとは、レインを基点に向かって引くとか、起点のやや右とか左とかのように、意識的に基点へ向かうか、その右とか左とか、どれくらい右とか左とかのように、レインを引くときに、基点から割り出したところへというように意識することで、基点を支点にすることができるのです。
意図的に支点をおくことができれば、予め支点を決めて、作用点で力をかければ、馬体の姿勢形成が意図的にできるということになるのです。
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