Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 13.2℃  Humidity 52%  晴れ    November 8、‘25(Saturday)

 

今朝は、気温も湿度も低めで、風はありません。

馬場は、奥に大きな水溜まりがありますが、外はLW状態です。

 

馬のフレームワークをするには、作用点と支点の二つ力の方向を平行にする必要があります。

作用点と支点の二つの力は一対なので、作用点の力を支点以外のところへ向かうようにすれば、自動的に支点の力は作用点の力と平行になります。

 

作用点をレインハンド、支点を左右の脚とした場合、レインを左脚のやや左側へ向かうように引けば、左脚の力は、ややレインの右側へ向かうようになり、レインと脚の力は平行になります。

ところが、レインの力は左右レインに分かれているので、一つの力にするために圧力を左右均等にする必要があるのです。

 

もし、このとき左右のレインの長さが違ってしまうと、馬の首がレインの短い方へ曲がってしまうので、左脚の力が機能しなくなってしまうのです。

 

従って、左右のレインの長さを均等にして、左右のレインプレッシャーを同じにしなくてはなりません。

そうして、レインのプレッシャーを一本化し、左脚のやや左側へ引くようにすると、左脚の力は、馬の頭のやや右側へ向かいレインプレッシャーと平行になり、馬体の前駆をやや左側へ、後駆をやや右側へと、この平行の力が働いて、左内方姿勢が形成されるのです。

 

また、レインプレッシャーを右脚のやや右側へ引くようにすれば、自動的に右脚の力はレインプレッシャーと平行になるので、馬の前駆をやや左側へ、後駆をやや右側へと、この平行の力が働いて、右内方姿勢が形成されるのです。

 

このとき、レインプレッシャーに対する支点を、左脚や右脚に指定する場合は、レインプレッシャーの方向を、左脚へ向かうようにすれば、左脚が支点になります。また、左脚を起点にして、左脚のやや左とか右とかというように指定すれば、自動的に左脚が支点になり、左脚の力は、レインプレッシャーのやや左側に働き平行となるのです。また、支点を右脚にする場合も同様です。

 

そしてまた、支点をライダーのシートにしようとするときは、作用点の力をシートまたはシートのやや左とか右とかに指定すれば、自動的にシートが支点になります。

 

更にまた、作用点の力を支点を指定しながらも、その支点とやや左とか右とかにずらせば、支点の力は作用点と平行になります。作用点と支点の二つの力が平行になると、回転モーメントの力になるのです。

回転モーメントが発生すると、馬体を曲げて、内方姿勢や屈撓や収縮などの馬の姿勢形成ができるのです。

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