Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:15 Te4mperature 9.7℃ Humidity 88%  晴れ    November 26,’25(Wednesday)

 

今朝は、すっきりと晴れましたが、湿度が高めです。

馬場は、ベストコンディションです。

 

馬は脊椎の柔軟性を肉食獣と異なって失い、立ったままでも睡眠できるように進化しました。

脊椎の柔軟性を失うと、運動エネルギーが重心を通って効率のいい運動ができにくくなってしまったので、馬体の対角線上を運動エネルギーが通過するようになりました。

従って、キリンや駱駝と違って、斜対速歩や斜対駈歩をするようになったのです。因みに、キリンや駱駝は側対歩なので、進化の観点では、馬よりも劣っているといえるのです。

 

斜対駈歩や速歩とは、外方後肢と内方前肢が連動しており、運動エネルギーが外方後肢から内方前肢へ向かって通っています。

 

馬に関する図書の多くで見ることができるサークル走行イラストで、サークルに輪線に沿って馬が湾曲している絵がありますが、これは間違っていて、馬の脊椎は、上下にも左右にも湾曲することはありません。

 

従って、収縮姿勢においても、馬の脊椎が丸まることはありません。馬の4肢が重心の真下に位置することを収縮というので、英語では、Collection-(コレクション)といいまして、集めるという意味で、ものの収集家のことをコレクターといいますが、同じ言葉です。

 

馬は、何故、斜対走行になっているかといいますと、脊椎の柔軟性を失っているので、重心を運動エネルギーの線上に移動させることができにくいので、運動エネルギーの方を重心を通るようにしているということです。

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