Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:00 Temperature 9.9℃ Humidity 43%  晴れ   December 9,’25(Tuesday)

今朝は、少々風があって、晴れていますが、雲も多めです。

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

乗馬における馬の性格

 

馬には、様々な性格があり、能力も様々である。

乗馬を行うことに関係する馬の性格は、外的要因に対するものとして、敏感である場合と鈍感である場合とがある。また、ライダーのキューイングに対して、敏感である場合と鈍感である場合とがあるのである。

 

そして、外的要因に対する反応とライダーのプレッシャーに対する反応の組み合わせが、

乗馬に関係する馬の性格なのである。

 

  • 外的要因に敏感で、ライダーのプレッシャーに敏感な馬
  • 外的要因に敏感で。ライダーのプレッシャーに鈍感な馬
  • 外的要因に鈍感で、ライダーのプレッシャーに敏感な馬
  • 外的要因に鈍感で、ライダーのプレッシャーに鈍感な馬

 

更にまた、ビットプレッシャーに敏感な馬と鈍感な馬とがあり、脚のプレッシャーに敏感な馬と鈍感な馬とがあるのである。

 

 

メンタルの従順性とコンセントレーション

 

メンタルの従順性を養成するのは、プレッシャーアンドリリースの原則を以て行われ、ライダーが馬に対して要求するときプレッシャーをかけて、そのプレッシャーの方向に馬の動きが見られたとき、そのプレッシャーをリリースすることによって養成されるのである。

また、ライダーが馬に対して要求するときプレッシャーを掛け、そのプレッシャーの方向に馬が動いてもリリースしなかったり、馬が動かなかったときリリースしたりすれば、馬が従順になることはなく、抵抗や反抗をするようになるのである。

 

また、馬がライダーに、意識を集中(コンセントレーション)していなければ、ライダーに対して従順であっても、ライダーの要求を認知しないので、ライダーの要求に応えようとしないのである。従って、馬がライダーにコンセントレ-ションしていることは、乗馬において必須要件なのである。

 

さて、ライダーに馬がコンセントレーションするには、ライダーが馬に要求することをルーティン化せずに、ときどき予想を裏切ることで、馬がライダーの要求に応えるために、馬がライダーに絶えず意識を向けておかなければならないようにしなければならないのである。

例えば、直進走行時に左右どちらかに曲げて進路変更したり、また直進走行しているときに、前進を止めたり後退させたりして、馬の予想を裏切るようにすることで、馬をライダーにコンセントレーションさせることができるのである。

 

ライダーの要求がころころと変われば、馬のメンタルが混乱したり興奮したりするリスクが伴うのである。

つまり、ライダーに対する馬のコンセントレーションを求めることは、このリスクと裏腹なのである。このリスクを回避するには、馬がライダーの要求に応える度に、プレッシャーを一々リリースすることなのである。

ワンアクション毎のリリースは、馬のライダーに対するコンセントレーションを促し、そして、抵抗や興奮を回避することができる術なのである。

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