AM 8:50 Temperature 4.1℃ Humidity 71% 晴れ February 12,’26((Thursday)
今朝は、すっきりと晴れまして、凍結はありませんでした。
馬場は、ウェットですが、徐々に回復することでしょう。
ライダーは、馬を動かすことはできない。
乗馬の指導者は、脚を使えというが、脚を使うことで本当に馬は動くのであろうか。
ライダーは、馬上で脚やレインを使って、馬を動かしたり止めたりしていると思っているが、脚を使えば何処かでこれを支え、ラインを引けば何処かでこれを支えているわけで、脚やレインを操作していると必ず何処かを支点にして行っており、この支点の力は、操作している力と真逆の方向で同じ大きさなのであるから、どちらも馬体にあるので相殺されるのである。従って、馬が動いたり止まったりすることはあり得ないのである。
脚やレインを使うのを木馬の上で行って見れば、自明の理でどんなに力を込めてやったとしても、馬が動くことはないのである。
作用点と支点の力が、それぞれ別の物体上にあれば、ものが動いたり止まったりするが、同一物体上では作用点と支点の力が相殺されて、動いたり止まったりすることはないのである。
しかし、ライダーが脚やレインを使うと、馬は動いたり止まったりするのは何故なのだろうか。
それは、ライダーが馬に対して、主導権を握っているからなのである。
つまり、ライダーと馬とはコミュニケーションして、馬の動きをコントロールしているのであり、コミュニケーションは、緊張と緩和で行っているのである。
その緊張と緩和は、ライダーによるプレッシャーとリリースによって、馬のメンタルが緊張と緩和して、ライダーと馬とが意思の疎通を図っているのである。
馬術用語に収縮というのがある。
収縮は、英語でCollection(コレクション)といい、馬の4肢が重心の真下に集まることをいうのである。
4肢が重心の真下に集まれば、理論上は一点で馬の重量を支えてバランスを取っている状態になるのである。支点の両サイドの重量が同量となってバランスが取れた状態であり、ほんの少しの力を加えるだけで馬体が動く状態であるともいえるのである。
ライダーは、物理的力で強制的に馬を動かすことは不可能だといったが、厳密にはライダーの体重が馬の動きに強制力を持っているのである。
木馬であっても、木馬の4肢が重心の真下にあれば、ライダーがほんの少し前傾したり後傾したりすれば、木馬は前後に倒れてしまうように、馬が収縮状態にあれば、ライダーの姿勢によって、自らの体重のかけ方を以て馬が動くことになるのである。
もう一つ重要なことは、ライダーの強制力で、馬の姿勢を変えることができるのである。作用点としてとの作用によって、馬の頭の位置を左右に変えたり上げ下げしたり、4肢の位置を重心に近づけたり遠ざけたりすることができるのである。
ライダーが主導権を握って馬とコミュニケーションし、作用点と支点の力で馬の体勢を形成し、その上で自らの体重を操作し、馬をコントロールするのが乗馬なのである。

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