Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:10  Temperature 9.3℃ Humidity 47% 曇りMarch 17,’26(Tuesday)

 

 

今朝は、曇っていて風もありません。

馬場は、少々ドライになってきました。

 

 

  • 乗馬の必要要素

 

乗馬は、人間が馬に乗り、馬を動かし、その動きをコントロールするものである。しかし、人間が馬の背にあり、馬を動かすこともその動きをコントロールすることも、物理的力を以て成すことは不可能なのである。従って、ライダーは、馬のメンタルに対して、主導権を握ることで、馬のメンタルをコントロールし、馬のフィジカルを間接的にコントロールしているのである。

 

ライダーと馬とがコミュニケーションして行うのが乗馬なのである。

 

ライダーと馬とがコミュニケーションする場合、人間がものごとに対して持つ概念と、馬が持ち得る概念があり、ライダーの要求が、人間の持つ概念で要求しても、馬にその概念がなければ、馬には理解できないので、コミュニケーションが成立しないのである。従って、ライダーは、馬が持つ概念を理解して、その要求を馬の持つ概念に落とし込んで、要求する必要があるのである。

 

馬の持ち得る概念は、気勢と方向性である。気勢とは勢いのことで、簡単にいってしまえば、スピードである。方向性とは、何処に向かって動くかということである。

 

レイニングホースのパフォーマンスは、サークル・スピードコントロール・スピン・チェンジリード・スライディングストップ・ロールバック・バックアップがあるが、このような概念を持っているのはライダーだけで、馬には、これらの概念はないのである。

従って、ライダーが、スピンやサークルをしていると思っているとしたら、馬とは概念を共有していないから、ライダーと馬とのコミュニケーションは成立しないのである。

 

馬は、スピンだろうとサークルだろうチェンジリードであっても、馬の肢は往復運動をしているだけなのである。

つまり、ライダーは、トレーニングであってもストレッチ運動であっても、馬の肢の往復運動をどのようにするのかというイメージを以てしなければならないのである。

 

馬のトレーニングの極意として、馬の動きを、サークルやスピンやストップというような代名詞で行うことを捨てて、馬の4肢の往復運動を、どのようにさせたいかというテーマを絶えず考えて行うべしということを提唱したいのである。

 

 

 

  • コミュニケーション

 

ライダーと馬とのコミュニケーションは、ライダーが主導権を握るという前提に行われなければならない。

何故なら、ライダーは、馬上において物理的力を以て、馬を動かしたりその動きをコントロールしたりすることは不可能だからなのである。

 

馬という同一物体上に、レインハンドと脚とシートなどによる作用点と支点とが位置しているために、作用点と支点の互いの力が相殺されて、馬が動くことには繋がらないからなのである。また、その動きを止めることも同様なのである。

 

従って。ライダーは、馬とコミュニケーションして、馬のメンタルを活用しなければ、馬を動かしたりその動きをコントロールしたりすることはできないである。

 

そのコミュニケーションとは、緊張と緩和によって成し得ることなのである。

 

ライダーが、馬に対してプレッシャーをかけることで、馬は緊張し、馬がライダーの要求通りの反応をしたとき、そのプレッシャーをリリースして、馬の緊張を緩和することで、このコミュニケーションは成り立つのである。

また、ライダーが馬にプレッシャーをかけても、馬が緊張しなかったり、馬がライダーの要求通りに反応をしなかったりした場合は、プレッシャーを継続するか増強して、馬に緊張を与えて要求通りの反応を求め、馬がライダーの要求通りに反応をしたときに、与えていたプレッシャーをリリースして、緊張を緩和させるのである。

 

そして、このコミュケーションは、ライダーが主導権を握るものでなくてはならないのである。

 

馬は、頭を上下動させ重心移動を行って、動いている動物なのである。

 

従って、ライダーがレイン操作によって、馬の頭の上下動を拘束すれば、馬は動き難くなるのである。そこで、ライダーはレインをタイトにして、馬の頭の上下動を拘束し動き難くすると、馬の前進気勢は減退するので動きが鈍くなるのである。そして、脚で刺激を与えて、馬を動き難くしたうえで動かすという矛盾を行い、馬のメンタルに、ライダーの存在を大きくすることができ、そして、動いたときに与えていたプレッシャーをリリースして、緊張を緩和させれば、馬にとって緊張の緩和は報酬なので、馬はライダーから報酬を与えられることになるのである。

 

馬は、ライダーからプレッシャーにより緊張を与えられ、そのプレッシャーをリリースし緩和もまたライダーから与えられる。

この緊張と緩和の中で、馬の頭の上下動を拘束し動き難くし、そのうえで刺激を与えて馬を動かすという矛盾によって、馬はライダーに動かされたという意識を持つので、ライダー存在が、馬のメンタル上に大きくなり、馬に対して主導権が握れることとなるのである。

ライダーが、馬に対していろいろな要求をするとき、馬体を曲げるということがあるが、馬体を曲げるという行為は、馬の推進力を減退することになるので、このときライダーが推進力を減退しないようにすれば、要求を馬に求めると同時に主導権を握るということになるのである。

 

馬がライダー以外の要因で、例えば風などに驚いて緊張した場合、ライダーにはこの緊張を直接的に緩和することはできない。

従って、一旦風による緊張を超える程の緊張をさせるために、ビットや脚のプレッシャーを与えて馬を緊張させ、そのうえで、与えていたプレッシャーをリリースすると、馬は緊張を緩和することができるのである。

まり、ライダー以外のことが原因で、馬が緊張した場合は、ライダーが直接これを緩和することはできないので、一旦外的要因における馬の緊張を越える緊張をライダーが与え、その後に、そのプレッシャーをリリースすれば、馬の緊張を緩和することができるのである。

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