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今朝は、晴れて風もなく気温も高めです。
馬場は、ベストです。
「鬩ぎ合い(せめぎあい)の正体」
鬩ぎ合いとは、一体どのようなものなのだろうか。
2つ以上の力が交わったときに、起きる争いが鬩ぎ合いである。
2つの力の方向が違えば、その大きさに関わらず交われば争いが起きて、力の方向同一線上で向かい合えば、押し合いの争いが起き、異なる線上で向かい合えば、その物体上で回転の争いが起きるのである。
話を分かりやすくするために、2つ方向が異なる力の交差点で、起きる争いについて論理展開をしたいと思う。
馬体上に2つの方向の異なる力が交わることで、馬体上に2つの力の争いが生まれるのである。
従って、ストレッチ運動においては、馬体に2つの方向の異なる力を交差させて、その交差点において争いを起こし、作用反作用をさせ関節の屈曲や筋肉や靱帯の伸縮を行うのである。
例えば、左サークルの「尻馬」の場合は、レインを左に引いて馬の頭を左方向へ誘導して、左脚を馬の肩よりに当てて、レインを引いた力によって、馬の頭は左方向へ誘導されるが、肩が左方向へ誘導されるのを食い止めるようにするのである。
この場合、①「馬の頭をレインで左へ引く力」と②「後駆が右方向へ動き難い力」との2つが逆方向の力となるのは、内方脚で馬の肩が左方向へ誘導されるのを食い止めているからで、内方脚が馬の肩よりに当たっているところが逆方向の2つの力の交差点となり、馬の頭をレインで左方向へ引く力の反作用として、馬の後駆が右方向へ押し出されるのである。
このとき、馬の後駆が容易に右方向へ動くようになると、レインを左方向へ引く力に抵抗している力が弱くなるのである。つまり、レインを左方向へ引く力は、内方脚で馬の肩が左方向へ動くことを食い止められているので、抵抗力が生まれるのではなくて、馬の後駆が右方向へ動かないので、この抵抗力が生まれているのである。
従って、馬の後駆が右方向へ動くようになることによって、レインを左へ引く力に対する抵抗力は弱まるのである。
そして、馬のメンタルは、後駆が右方向へ動くことを余儀なくされて、動くことを受け入れるので、この鬩ぎ合いにライダーが勝利することとなるので、ライダーが主導権を握ることなり、馬は従順となるのである。
そして、このときの鬩ぎ合いは、①「馬の頭をレインで左方向へ引く力」と②「後駆が右方向へ動かない力」との2つの逆方向の力で起き、馬の肩が左方向へ誘導されるのを内方脚で食い止めているところが交差点となっているのである。
また、右サークルの「尻馬」の場合は、レインを右に引いて馬の頭を右方向へ誘導して、右脚を馬の肩よりに当てて、レインを引いた力によって肩が右方向へ誘導されるのを食い止めるようにするのである。
この場合、①「馬の頭をレインで右へ引く力」と②「後駆が左方向へ動き難い力」とが2つの逆方向の力となるのは、内方脚で馬の肩が右方向へ誘導されるのを食い止める力があるからで、内方脚が馬の肩よりに当たっているところが逆方向の2つの力の交差点となり、馬の頭をレインで右方向へ引く力の反作用として、馬の後駆が左方向へ押し出されるのである。
このとき、馬の後駆が容易に左方向へ動くようになると、馬の頭をレインで右方向へ引く力に抵抗している力が弱くなるのである。つまり、馬の頭をレインで右方向へ引く力は、内方脚で馬の肩が右方向へ動くことを食い止められているので、抵抗力が生まれるのではなくて、馬の後駆が左方向へ動かないので、この抵抗力が生まれているのである。
従って、馬の後駆が左方向へ動くようになることによって、馬の頭をレインで右へ引く力に対する抵抗力は弱まるのである。
そして、馬のメンタルは、後駆が左方向へ動くことが余儀なくされて、動くことを受け入れるので、この鬩ぎ合いにライダーが勝利することとなるので、ライダーが主導権を握ることなり、馬は従順となるのである。
そして、このときの鬩ぎ合いは、①「馬の頭をレインで右方向へ引く力」と②「後駆が左方向へ動かない力」との2つの逆方向の力で起き、馬の肩が右方向に誘導されるのを内方脚で食い止めているところが交差点となっているのである。
この尻馬のとき、内方脚の位置が鬩ぎ合いの交差点となり、逆方向の2つの力の交錯する場所となるのである。従って、内方脚の位置によって鬩ぎ合いの生まれる場所が変わることとなるので、適宜必要性に応じて内方脚の位置をアジャストメントして、馬の柔軟性を養成する位置を変化させて、効果を上げることができるのである。
フォワードモーションにおける鬩ぎ合いは、レインプレッシャーをかけるときは、フレームワークやバランスワークなどの目的に合わせて行うものであるが、フレームワークの中で収縮を形成する場合は、レインハンドの肘や肩などの関節をロック(固定)し背中でレインを真上に引き上げるようにすると、ライダーのボディの一体感が生まれて、レインを引き上げる力は、シートが馬の背中を押し下げる働きとなるので、シートは馬を前進させ、レインハンドは馬を後退させる力となるので、前進と後退の鬩ぎ合いとなるのである。
そしてこの鬩ぎ合いは、馬の頭を左側にして左側面から俯瞰すれば、右回転モーメントを作り出すので、馬の収縮が形成されることとなるのである。
バックアップの鬩ぎ合いは、第4肋骨にある重心と後肢の着地位置を近づけバランスを変えることを目的とする場合は、レインを真上に引き上げるとき、ライダー自身のシートで行うように、ライダーの肘や肩や腰などをロック(固定)してレインを引き上げるようにすれば、ライダーのシートは、レインを持ち上げた力と同量でシートを押し下げる力となり、レインハンドとシートとの中間点が鬩ぎ合いの中心となり、馬の①「頭部は後退」を②「後駆は前進」をという2つの力が交錯するようになるのである。
この結果、馬は収縮してバックアップするようになるので、馬の前駆と後駆の柔軟性を養成し、且つ収縮を形成することができるのである。
フォワードモーションでもバックワードモーションでも、前進するか後退するかは、ライダーが主導権を握っている状態で選択するもので、この鬩ぎ合いは、馬体に姿勢形成に関わることで、前進するか後退するかをライダーが主導権を元に選択し、そのモーションの中で鬩ぎ合いを行うと考えるべきなのである。
「鬩ぎ合い」は、ライダーが意図してしなくても、プレッシャーをかけるときは必ず何処かを支点にして行っているので、最低2つの逆方向の力を生み出していて、鬩ぎ合いを行っているのである。しかし、プレッシャーをかけるとき支点をコントロールできていなければ、
プレッシャーの効果はまるで違ったものになってしまうのである。従って、支点を的確にコントロールして、作用点でプレッシャーをかけなくては、その効果は生み出すことはできないのである。
また、ライダーがこの鬩ぎ合いをしているという意識があれば、鬩ぎ合いに勝利したいという意識の元では、ライダーがプレッシャーをかけているとき、そのプレッシャーの馬体との接触点を意識することとなり、馬の反応の直前の状態を感じ取ることができるようになり、ライダーの感覚が訓練されることにもなるのである。
ライダーが馬に求める様々な動きは、ライダーが馬に対してプレッシャーをかけると同時に起きている鬩ぎ合いに、勝利して後に生まれているのであって、ライダーがプレッシャーをかけると同時に馬の反応が生まれているわけではないのである。
「鬩ぎ合い」は、ライダーの感覚を養成し、感覚が養成されることで、馬に対する主導権の有り様を把握できるようになるので、ライダーと馬との関係性が望ましく形成されることとなるのである。

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