Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 8:55 Temperature 21.2℃ Humidity Hi 曇り    October 25,’26(Sunday)

 

今朝は、どんより曇っていますが、時々お日様が顔を出します。

 

馬場は、昨夜の雨で、2/3位の面積、水が浮いてしまいました。

 

 

さて、今日は、乗馬における、馬にとっての法律は、軌道だというお話しを昨日して、それについて、もう少し詳しくお話しをしたいと思います。

 

 

日本の乗馬界は、乗用馬の輸入大国で、輸入馬や競走馬の転用に頼っているといっても過言ではありません。

 

そこで、私は、乗用馬の一貫生産をしないと、本質的に乗用馬社会の発展がないと考えて、優秀な血統のStallion(種馬)を輸入したり、優良な血統の種を付けて繁殖牝馬を輸入したりして、生産をしてきました。

 

そのときの馬が国内で活躍をしたり、繁殖馬になったりして、現在の我がクラブの種馬は、その血統を引き継いだ国内産馬です。

 

何故、乗用馬の一貫生産が必要なのかというと、一貫生産は、繁殖・育成・調教・流通が必要になり、これに付随して、馬の獣医さんによる医療行為が必要になります。

一貫生産すると、これらの付随する業務が発生するので、社会産業としての整備が自然になされることになるのです。

 

さて、軌道が馬にとって法律だというお話しに戻りますが、新馬を乗用馬にする第1歩としてサドルブレーキングがあります。

 

つまり、新馬にサドルを付けて、初めて人が騎乗する作業であるサドルブレーキングをします。

 

新馬は、言葉を話せない赤ちゃんみたいなもので、言葉の通じない赤ちゃんには、法律は通用しませんし、法律を理解させることができません。

 

従って、我がクラブやアメリカの多くの牧場では、丸馬場でサドルブレーキングを行います。

 

つまり、言葉の通じない新馬に、物理的に丸馬場のフェンスに法律の役割をさせるということです。そこで、駈歩したりや馬体を曲げたりして、初期調教をします。

 

そこで、一番優先して馬に教えることは、進行方向のガイドです。

 

つまり、言葉の通じない新馬にとって、丸馬場のフェンスが物理的(強制的)法律だったものから、ライダーのガイドに従う馬にすることで、物理的法律からライダーのガイドという法律(馬のメンタル)に転換をするわけです。

 

そして、ガイドに従う馬になったときに、丸馬場から大きな馬場やフィールドに行って騎乗し、様々な環境に対応できる馬にするわけです。

 

駈歩をしたり馬体を曲げたりすることと同時に軌道を維持して走行するという二重構造を持つ乗馬には、駈歩や馬体を曲げることも、馬がライダーの指示に従うわけですので、馬にとって法律であることは間違いがないわけですが、軌道の方がより優先する法律だということなのです。

 

その関係性は、国が規定する法を法律といって、都道府県などの地方自治体が規定する法を条例というように、乗馬にとって軌道は法律で、駈歩や馬体を曲げる行為は、条例というように、馬にとって守らなければならない優先順が軌道の方が重いということです。

 

従って、ライダーが、ストレッチ運動やその外のパフォーマンスをする場面で、軌道を疎かにしているのは、法律より条令を守っているようなもので、馬の抵抗や反抗を生んでしまうのです。

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