Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

未分類

AM 9:00 Temperature 22.8℃ Humidity 88% 曇り October 65,’24(Saturday)

 

今朝は、曇っていて少々風があります。

馬場は、奥の水溜まりを除きLW状態です。

 

さて、あらゆるスポーツでいえることですが、特に乗馬は、最初から上手くいかない人が大半だと思います。

最初から上手くいかないというのも問題なのですが(最初から上手くいく工夫をすれば最初から上手くいくのです。)、上手くいかないときに、多くの人は自己否定をしてしまいます。

指導者もまた、自己否定の手助けをしています。所謂「駄目出し」です。

これらは、全く意味がありません。

 

本人の上達に役立たないばかりではなくて、上達を遅らせたり、持っている才能まで失ったりします。そして、人間としての成長を妨げてしまいます。

 

日本文化として、分岐点に差し掛かったとき、険しい道を選びなさいとか、試練や忍耐が人を成長させるとか、数々の失敗が今日を作っていて、成功の源となったという話です。これは、全くの間違いなのです。

 

この考え方は、挑戦することは苦しいもので、忍耐が必要で、我慢や努力が伴うのは当然で、楽しく上達したり、努力や忍耐をしないで成功するなどということはあり得ないという考え方なのです。

 

本当は、成功のために、努力や忍耐など必要なくて、楽しく満足しながら上達したり成功したりできるものなのです。

何故なら、人は何かに挑戦するとき、簡単で易しいことから始めます。それは、成功するのが容易だかからです。

「駄目出し」の文化は、人を成長させないばかりか、才能までも奪っているのです。

 

自己肯定が必然なのです。

 

何かが上手くいかなくても、多少なりにもできたことやほんのちょっと気づいたことなど、探せば誰にでもあるはずなのです。

少しできたことや気づいたことを以て、自己肯定をするべきなのです。そして、何故できたのか、何故気づいたのかを探すべきなのです。

そして、そのできたことや気づいたことをもっと伸ばせば、必ず上達するし成長できるし、才能を発見できるのです。

 

できると思って、挑戦するのと、できないかも知れないと思って挑戦するのとでは、成功率が全く違ってくるというのは、誰でも知っていることなのに、普段自己否定の連続で生活している人が多いのです。それでは、負の循環が生じて、才能や持っているスキルを発揮できません。

従って、何が何でも自己肯定できるところを捜して、自己固定をしなければならないのです。

自己肯定は、好循環を生み出し、必ず成功するし、才能やスキルを発揮できるのです。

自己肯定できるところが見つからない場合は、根拠のない自己肯定をしましょう。そうしている内に自己肯定できるところが見つかります。

 

自己肯定こそが、明日や将来を輝かしいものにする必須要件なのです。

 

多くの天才アスリートが、一度の失敗や敗戦によって、ボロボロとなって引退するのを何度も見ました。

一度失敗すると、失敗しないための練習を死に物狂いで行い、そしてまた失敗や敗戦を繰り返してしまうのです。

何故それまで、自分が天才だとか言われたのか、そのためにどんな良いところがあったのかを考えることなく、自己否定ばかりの練習を繰り返した結果、もっともっと失敗を繰り返して、引退するはめになっているのです。

 

もし彼らや彼女らが、自分の良いところや才能を捜し、自己肯定して練習していれば、輝かしい時を過ごすことができて、その結果、良き指導者になっていたのですが、自己否定によって、ボロボロになって引退しているので、天才後輩にも、同じこと繰り返してしまうのです。

 

自己否定に未来はありません。

自己肯定こそが、人には必要なのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました