Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:15 Temperature 33.1℃  Humidity 48%  晴れ  August 27,’25(Wednesday)

 

毎日酷暑が続きます。毎日のことなので、35℃を超えるのも慣れてきたように感じます。

馬場は、ドライです。

 

乗馬は、ライダーと馬とでコミュニケーションして実践するものです。

 

然らばそのコミュニケーションとは、如何なるものなのでしょうか。

 

緊張と緩和によって意思の疎通を行うもので、緊張は、生命の維持機能によるところの、生命に危機的ものと感知したとき緊張して、生命を維持増強するものと感知したとき、緩和するというものではないかと考えます。

 

生命維持というベクトルを持っているのが健常な生命体で、このベクトルのないものが狂っているということになります。

 

緊張と緩和の境界線は、生命維持機能のプラス要素と感知するものは、緩和がもたらされるが、プラス要素以外は、全てマイナス要素として緊張するというものです。

従って、プラス要素が緩和で、マイナス要素が緊張で、そのどちらでもないものは、つまり、どちらか分からないものは、マイナス要素と感知されて、緊張をもたらすものなのです。

 

プラス要素 : マイナス要素 : どちらでもない要素  1:1:1ということではなくて、1/3 : 2/3というものなのです。

 

ライダーが馬に与えるプレッシャーは、馬に緊張を与えるもので、プレッシャーをリリースすれば緩和を与えるものなのですが、はっきりとプレッシャーがリリースされたと馬が感知しなければ、緩和されないということなのです。

 

分かりきった話ですが、ライダーがプレッシャーをリリースしたと思っていても、馬がリリースされたと感知していなければ、馬は緩和しないのです。

 

ライダーが馬をコントロールするためには、馬を直接コントロールできませんので、馬のメンタルを活用する以外にありません。

そこで、ライダーが、馬にプレッシャーを与えて緊張させ、ライダーの要求に従ったとき、そのプレッシャーをリリーして、馬を緩和させることで、ライダーが馬をコントロールすることができるのです。

 

このコミュニケーションでの注意事項は、ライダーが馬にプレッシャーを与えても、馬が緊張しなかった場合は、プレッシャーを与えたことにはならないので、馬のメンタルが緊張するようにプレッシャーを与えなくてはならないのです。また、プレッシャーをリリースしても馬が緩和されなければ、リリースしたことにならないので、はっきりとリリースされたと馬が感知したかどうかに気を配らなければならないのです。

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