Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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今朝は、昨夜からの雨が降り続いています。

馬場は、全面水が浮いています。

 

今日は、チェンジリードのトレーニングについてお話ししましょう。

 

チェンジリードは、運動エネルギーのベクトルの切り替えです。

 

外方後肢から内方前肢へ向かって運動エネルギーが通っているのが、通常の運動エネルギーの正しいベクトルなのです。

つまり、左リードの場合は、右後肢から左前肢へ、または、右リードの場合は、左後肢から右前肢へというベクトルが、運動エネルギーのベクトルなのです。

このようになっていなかった場合は、逆リードの駈歩となってしまうのです。

 

馬体の対角線上を運動エネルギーが通ることで、重心(第4肋骨)を通過することになり、合理的に運動エネルギーが発揮されるのです。

何故、馬体の対角線上を運動エネルギーが通過するのは、馬の脊椎の柔軟性がなく屈曲性がないからなのです。

 

従って、リードチェンジのトレーニングは、外方後肢と内方前肢の連動を左から右へ、または右から左へ切り替えられるようにすることなのです。

 

例えば、左後肢と右前肢が、または、右後肢と左前肢が同一線上に位置させるようにした状態を二蹄跡運動というのです。

 

前肢の位置を基点にして、後肢を左右に位置させることを容易に切り替えられるようにすることが、チェンジリードのトレーニングなのです。

これを常歩で、常歩で容易にできるようになった後には速歩で、これを行い、馬が容易に反応できるようになった場合は、駈歩ではできるようになっているはずなのです。

 

リードチェンジは、同じ場所で行わないこと、つまり、ランダムにライダーが望むところで反応するようにすることが重要です。何故なら、同じ場所で何時も行っていれば、馬がその場所へ差し掛かったとき、勝手にするようになってしまうからなのです。

 

例えば、駈歩でチェンジリードする場合は、カウンターキャンターを行って、ランダムな場所で行うことで、場所とリードチェンジを切り離すことができるのです。

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