AM 9:10 Temperature 13.7℃ Humidity 58% 曇り November 11,’23(Saturday)
今朝は、可成り冷えまして、この時刻で13℃代です。
馬場は、昨日お昼後らから雨が降りましたが、良いコンディションを維持しています。
我々人間は、重い物を持ったり押したり引いたりしたとき、その重さの原因となる物が重いと思います。例えば、バケツを持ったとき、取っ手を持っている手でその重さを感じているものの、取っ手が重いと思うのではなくバケツが重いと思います。綱引きをしても、綱を持つ手でその重さを感じていますが、綱引きの相手の力強さや体重の重さを感じます。
以上のように、重さの震源地を突き止めて、それが重いと思うものなのです。
しかし、これが馬上ではどうでしょうか。
レインを引いたり脚で押したりしたとき、レインを持つ手や脚で重さを感じているものの、その震源地が重いと思っているのでしょうか。震源地を突き止めれば、その重さを解消することができますが、その重さの末端であるレインを持つ手や脚で感じているところだけに意識が奪われたままでは、重さの根本が解消されることにはなりません。
この震源地を突き止めるシステムは、意識的に突き止めようとすることで、機能するものではなくて、このこと以外に気が囚われていることで、震源地を突き止めることができないのです。
意識のスィッチを切ることが重要なのです。
態々震源地を努めようとするのではなく、そのときに自分が何に囚われているのかを確かめて、これを止めるようにするだけでできるのです。
つまり、レインを引いているとき、馬の進行方向を変えたいと思っていたり、脚を使っているとき、駈歩をしたいとか、何処かに馬を動かしたいとか思っているのではないでしょうか。
そのとき、自分が何を思っているのかを絶えず把握している人になりましょう。そうすれば、意識のスィッチを切ることができ、意識をニュートラルな状態を作ることができれば、必要なところに意識が自動的に向くようになり、問題の震源地を突き止めることができるのです。
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