Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 13.8℃ Humidity 70%  曇り   October 24,’25(Friday)

 

今朝は、予報では全国的に晴れるとのことでしたが、今はどんより曇っています。

 

馬場は、奥に大きな水溜まりがありまして、1/2ぐらいは、LW状態になっています。

 

さて、昨日に引き続きスピードコントロールについてお話ししたいと思います。

 

推進力は、バランスフォアで増進し、バランスバックで減退するというメカニズムがあります。

馬の体重の負重が前肢に偏れば、推進力は増進し、後肢への負重に偏れば、推進力は減退します。

 

このこと踏まえて、運動の制動性という観点では、メカニカルムーヴメント、つまりバランスフォアでは、重心移動が起きこれに伴ってステップするというメカニズムは、坂を下るようなムーヴメントなので、制動性がよくないのです。

これに対して、後肢の筋肉力で重心移動するテクニカルムーヴメントは、筋肉運動は馬の恣意的運動で、馬の意志として筋肉運動を止めれば、途端に運動が止まるということで、坂を上るような運動となるので制動性が高いのです。

 

以上の要因を踏まえると、スピードを上げるときテクニカルムーヴメントであれば、制動性が高く意図的に推進力を減退させられるので、スピードコントロールがし易いのです。しかし、一方で、テクニカルムーヴメントは筋肉運動なので、体力の消耗が大きいので、スピードアップするのにライダーの主導権が重要なのです。

また、スピードアップするときは、メカニカルムーヴメントで走行し、スローダウンするときテクニカルムーヴメントに切り替えるという方法もあります。

 

何れにしても、スピードコントロールをトレーニングするには、馬のフィジカルのムーヴメントを考慮し、その上で、馬のメンタルのライダーに対するコンセントレーションを高める必要があるのです。

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