AM 9:50 Temperature 8.9℃ Humidity 45% 晴れ December 6,’25(Saturday)
今朝は、すっきりと晴れて、昨日までよりは寒が緩みました。そして、犬のバケツの水が凍りまして、初氷です。
馬場は、ベストです。
ステップの法則
馬のステップの法則は、前後肢共に、内方肢に対して外方肢が外側を回って交差しており、これをステップのコマンドというのである。
従って、左回りでは、左肢に対して右肢が外側を回って交差しており、右回りでは、右肢に対して左肢が外側を回って交差しているのである。
また、サークル走行において、左右両前肢は、サークルの内方へ向かってステップしているが、内方後肢は、サークルの外方に向かってステップし、外方後肢は、内方に向かってステップしているのである。
内方後肢がサークルの外方へ向かってステップしているのは、馬体の重心に向かってステップして馬体重を支える役割を果たしているのである。
内方後肢が外方へステップすることによって、充分体重を支えるので、他の3肢が馬体を推進する役割が果たせるのである。
内方後肢がサークルの外側へ、そして重心の真下へ向かわない馬の場合は、馬の推進力が弱くなるのである。従って、トレーニングによって、内方後肢のステップアウトが容易になると、馬の推進力は高まるのである。
競馬では、ハイスピードになればなるほど蹄跡の幅が狭くなり、一本道ようになる。それは、サークル走行で、内方後肢が、サークルの外方に向かってステップするのと構造的には同じことなのである。
何故ならば、馬がストライドを大きくしたとき、馬の骨盤は、まだ後方に位置していて、肢がグランドを引っ張って馬が前進するときに、骨盤も前方に繰り出されるのである。従って。後肢の肢先が前に踏み出したときは、骨盤はまだ後方に位置しているのである。骨盤が後方に位置し、肢先が前に伸展した状態になれば、両足先は中央に寄り添うようにならなければならないのである。よって、左右の蹄跡の幅が狭くなるのである。
つまり、直進走行であれば。前肢後肢共に左右の肢が中央に引き寄せられるようになり、蹄跡の幅が狭くなるのである。
それ故に、サークル走行となると、内方後肢がサークルの外に向かって、軌道の中央に向かってステップするのである。勿論、外方後肢もまた軌道の中央に向かうようにステップするのである。
また、内方前肢はサークルの内方へステップしているが、外方の前肢の角度よりは小さい角度のステップで、外方前肢は、サークルの内方へ内方前肢より大きな角度でステップしていて、サークルの軌道を確保しているのである。

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