Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:00 Temperature 6.3℃ Humidity 59% 曇り December 24’25(Wednesday)

 

 

今朝は、どんより曇っています。予報では、一日雨でしたが、今はまだ降っていません。

馬場は、奥に水溜まりがありますが、その外は白いところも出てきましたが、雨が降ればまた悪くなってしまいます。

 

ロールバック(Rollback)

 

ロールバックは、スライディングストップの直後に180°ターンし、駈歩発進する一連の動作をいうのである。

 

スライディングストップと駈歩発進の間に動きの中断があれば、ペナルティーが科せられるのである。

 

ロールバックのルーツは、スライディングストップのルーツでもあるように、牛を追走しているとき、急転して逃走しようとする牛に対応するため、馬を急転させ、駈歩発進させる必要性からスライディングストップとロールバックが生まれたといわれているのである。

 

ロールバックは、Uターンであってはならないので、ストップした直後に180°ピボットターンし、駈歩発進をしなくはならないのである。

ストップした後やバックアップさせた後に回転をすることと、回転した直後に発進することをロールバックのトレーニングでは多用される。

ストップやバックアップの直後の回転は、前肢への負重を軽減する効果があり、結果的に後肢が深く踏み込むようになるのである。

そして、後肢が深く踏み込んでターンすれば、その後の駈歩発進も後肢の筋肉運動でアグレッシヴにできるようになるのである。

 

ストップして直ちに180°ターンする、つまり、ストップの直後に回転運動を促すと、馬は、前肢への負重を軽減しようとするのである。

何故なら、前肢への負重が大きければ、軽快に回転運動ができないので、ストップしてターンして発進することを繰り返すことにで、馬がディープにストップすることになるのである。

ディープなストップの直後に180℃ターンして、後肢の筋肉運動による前進気勢の旺盛な駈歩発進をエキサイティングロールバックと評され、高い得点が得られるのである。

 

また、フェンスから20フィート(約6m)を越えてロールバックしなければならないという規定があって、これを守らなければペナルティーが科せられるのである。

 

軽快な回転運動と駈歩発進は、後肢への体重の負重という観点では同じなので、エキサイティングなロールバックは、物理的作用として、後肢への体重の負重を大きくすることで実現しているのである。(テクニカルムーヴメント)

従って、バックアップと回転運動、回転運動から駈歩発進とを組み合わせるようにトレーニングすることで、ロールバックの精度を上げることができるのである。

垂直跳びをするとき、人は一旦しゃがんで飛び上がるように、馬が助走なく駈歩発進するには、体重の後肢への負重を大きくしなければないので、回転運動からの発進や駈歩からの回転運動というように、回転運動と発進、駈歩や速歩からの回転運動への移行というように、組み合わせることで、ロールバックやスピンなどのパフォーマンスの精度を上げることができるのである。

 

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