Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:45 Temperature 9.5℃  Humidity 42%  晴れ December 26,’26(Friday)

 

今朝は、雲がありますが、晴れまして、少々風が吹いています。

馬場は、昨夜雨もあったせいで、全面水が浮いています。

 

 

Cool Down(鎮静運動)

 

クールダウンは、それまで馬の活発化していた心肺機能や筋肉などの運動器官を鎮静化させるために行うものである。

従って、そのときの運動の程度によって、鎮静化する内容も時間も異なってくるのである。

例えば、可成り激しい運動をした後は、速歩をある程度の時間行ってから常歩をするという方法もあり、それほど激しくない運動の後の場合は、ゆっくりと常歩をして、呼吸が鎮静化したら終了ということになるのである。

 

 

 

下馬 (Dismount)

 

ディスマウントは、とても重要なことで、何故なら、馬にとって仕事が終わるときだからである。特に、重要なことは場所である。何処でディスマウントするかが重大なのである。

日頃特徴のある場所でディスマウントしていれば、馬は直ぐにその場所を覚えて、絶えずその場所へ行こうとするようになってしまうのである。

従って、馬場であれば、その中央などの特徴のないところで、ディスマウントするようにすることが望ましいのである。

 

また、トレール(外乗)などを行ったときは、繋ぎ場でディスマウントするのではなく、他の特徴の少ない場所や馬場などで2~3周程度駈歩などをしてから、馬場の特長のない所でディスマウントすることが望ましいのである。

 

更にまた、騎乗のまま馬場から出る場合などは、2~3回出口付近でバックアップしたり回転運動を繰り返してから出口を出てディスマウントするようにするのが望ましいのである。

何故なら、馬場の出口は、馬にとってとても特徴のある場所なので、出口のところでバックアップしたり回転運動などの仕事させることで、出口に対して、馬が仕事をしなくてならない場所だと認識すれば、勝手に馬が出口を出ようとはしなくなるのである。

 

ディスマウントの原則は、馬にディスマウントする場所を覚えさせないということなのである。

 

NRHAの競技規定では、演技終了したことをジャッジにアピールするために、レインを緩めて停止しなければならないとされていて、これを守らなければ失格となるのである。

 

 

「余談」

 

ショーホースがショーペン(演技する馬場)へ入場するとき、ライダーとショーホースは、自信に満ちリラックスしていることが求められるのである。

ショーイングイングすることは、ショーホースのいいところを見せる馬であるので、自信に溢れ、そのうえでリラックスしているのが当然ではないかという文化的思想の存在を忘れてならないのである。

 

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