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今朝は、雲一つなく晴れてバケツと鉢の水が凍結しました。
馬場は、ドライ状態です。
部班練習の有害性
馬は、群れをなす動物で、である。ボス社会を形成するのである。
この特性は、乗馬をするにおいて、都合が良いこともあれば悪いこともあるのである。
それは、ボス社会を形成するということは、ライダーがボスになることで、馬の動きやメンタルをコントロールするにおいて、好都合なのである。一方、群れをなす特性は、ライダー以外、特にリーダー的存在のボス馬に依存し易い特性を持っており、馬がボス馬に依存するようになれば、ライダーのコントロールがし難くなるのである。
部班運動と蹄跡運動は、馬がボス馬に依存し、馬の判断で蹄跡を選択できるという、ライダーによる馬のコントロールの不都合になる要因が満載なのである。
部班運動では、列の先頭に立つ馬に依存して、他の馬は先頭の馬に誘導されるように訓練しているようなもので、どんどんライダーのコントロールを欠く状況を作り出しているのである。
多くの乗馬クラブが部班運動をするのは、ライダーの技量に関わらず馬を誘導することができるからで、インストラクターが、先頭の馬に刺激を与えて動かすことで他の馬を誘導でき、ライダーが馬を推進できなかったり軌道を維持することができなかったりしても、ビギナーライダーの練習ができる利便性があるからなのである。また、ライダーが不規則なことをしても、馬が先頭の馬に依存しているために、それほどの危険が発生しないと考えているからなのである。
しかし、ライダーの推進力やガイドのスキルを身につけなければならない要因を取り去ってしまっているのである。また、馬の暴走の危険性が回避できるということは全くの間違いで、隣の馬が何かに驚いて暴れるようなことが起きると、部班している馬は、馬の暴走に他の馬が誘導されて暴走してしまい、乗馬における死亡事故は部班運動のときが多いのである。
もう一つ重要なことは、馬の独立性を奪って、馬がライダーのいうことを聞かなければならないという訓練をしていないので、外部要因に驚いたり意識を奪われたりし易い状態の馬にしてしまっているのであり、馬がライダーのコンセントレーションすることをなくしてしまっているのである。
蹄跡運動は、馬が軌道を自ら選択できることなのである。ライダーの要求を受けずにフェンスに沿って動くように自己判断することを養成しているのである。
馬術には、馬の行動を裏切れということがあるように、馬が止まろうとすれば運動を継続し、右へ曲がろうとすれば直進したり左へ誘導したりというように、馬がやろうとする動きを裏切るように誘導すれば、馬はライダーの指示によるところでしか運動方向を決定できないこととなり、馬はライダーにコンセントレーションするようになるのである。
馬のトレーニングの目的は、ライダーの要求に従順に反応するようにすることであり、そのためには、コンセントレーションと従順性を養成することなのである。
このコンセントレーションと従順性を奪ってしまうのが、部班運動と蹄跡運動なのである。
もう一つ重要なことは、乗馬クラブのスキルの低下なのである。
乗馬クラブが、「軽い扶助で駈歩をして、決して暴走しない馬」を調教する技術を持つことがなくなってしまっている要因が、部班であり蹄跡運動なのである。
「軽い扶助で駈歩をして、決して暴走しない馬」は、ビギナーライダーばかりではなくあらゆるライダーにとって、必要不可欠な馬なのであり、これを調教できるからこその乗馬クラブでなくてはならないのである。

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