Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:00 Temperature 7.5℃ Humidity 39% 晴れ March 9,’26(Monday)

 

今朝は、雲が多いですが晴れています。夜には雨の予報が出ています。

 

馬場は、水たまりもなくなり、全面ベストコンディションです。

 

 

準備運動(簡単解説)ガイド編

 

 

ライダーによる馬のガイドの原理は、「外方の壁」である。

 

ライダーは、馬の背にあるので、同一物体上に支点と作用点が存在する状態で、このことは、東西南北がないということなのである。地上にあるので、上下がなくなることはないが、東西南北はなくなるのである。

大気圏を脱出したロケットは、上下も東西南北もない状況になってしまうので、ジャイロコンパスを搭載して起点を作って、この起点に則って軌道を確保し修正して目的地へ到達しているのである。

ジャイロコンパスは、玩具で地球駒というものと同じ原理で、水平方向と垂直方向の一つの物体に2重の回転を与えると、一定の基準線が生まれ、それを起点とすることができるのである。

 

ライダーが馬に乗った場合に、起点がなくなってしまうのである。

ライダーが推進する場合も同様で、物理的力でライダーは、馬を動かすことは不可能なのである。つまり、ガイドも推進も、馬のメンタルにその概念を形成しなければ、物理的力ではできないのである。

 

 

1.外方の壁は、馬の運動に起点を、つまり、「外方の壁」という概念を形成することできるものなのである。

 

 

2.未調教の馬を停止させる場合に、進行方向を左右どちらかに曲げ、曲げることで馬は進行が妨げられるので、馬の進行スピードが抑制され鈍化する。

これを何回か繰り返すと、馬はレイン操作によって停止するのである.

このことで、馬はビットプレッシャーでスピードが鈍化したり停止したりするので、このことで、馬は「外方の壁」の概念を持つようになるのである。

 

 

3.外方の壁という概念を持っている馬は、内方レインで内方へ馬を誘導し、外方脚で推進を維持したまま、外方レインをライダーの外方の腰へ引きつけるようにすると、馬は進行方向を抑制されるので、外方前肢がそれまでより内方へステップするようになり、回転半径が小さくなるのである。

このことで、馬はより「外方の壁」の概念を確定することとなるのである。

 

 

4.進行方向のガイドは、外方レインと外方脚による推進との連携作業なのであり、このとき、馬のフレーム(姿勢)が内方姿勢を維持していることが原則で、外方レインを引きつけたとき、馬の頭が外側に向いてしまった場合は、「外方の壁」が失われて、馬の進行方向に起点を失うのである。

サークルの回転半径をより小さくする場合は、頭頂により内方へ圧力を加えることで行い、より大きくする場合は、頭頂とショルダーを真っ直ぐになるように、外方レインを外方に引きつけるようにするのである。 また、サークル走行から直線走行に切り替える場合は、サークルの半径を大きくすることと同じように、より外方レインを引きつけて行うのである。

サークルの半径を小さくする場合は、上記のようにするのであるが、このとき馬の外方前肢のステップは、よりインサイドステップするのである。

また半径を大きくする場合は、外方レインを引きつけるように引けば、馬の外方前肢がよりストレートにステップするので回転半径が大きくなるのである。

そして、サークルから直線走行に切り替える場合、より外方レインを引きつけるようにすると共に外方脚で推進することで、外方前肢がストレートにステップし、外方後肢がより内方へステップするので、直進走行に切り替わるのである。

 

 

5.ガイドのための準備運動は、前肢と後肢や両前肢や両後肢の連携を外方の壁を勝つようにして、より容易になるようにすることがその目的である。

常歩や速歩で、馬の頭に対してショルダーを左右へ位置させたり、ショルダーに対して後駆を左右へ位置させたり、直進走行からサークル走行へ、または、サークル走行から直進走行へと進行方向を切り替えをしたり、サークル走行を停止して、左右どちらかへと回転し始動するようなこともさせたりして、前後肢の可動性や操作性を高めるようにすることも大切な準備運動なのである。

 

 

6.外方の壁とは、極論すれば、ブレーキなのである。つまり、抑制力なのである。

150kgと100kgの鉄の塊があり、この二つを紐で結び、150kgの方に立

って100kgの方を引っ張った場合、150kgの方に100kgの方が引きつけられる。100kgの方に立って、150kgの方を引っ張っても結果は同じで、150kgの方へ100kgの方は引きつけられるのである。つまり、作用点であると支点であるとかに関係なく、重量の大きい方に小さい方が引きつけられるのである。

しかし、馬上にあるときに脚を支点にしてハミを引けば、馬は後退し、ハミを支点にして脚を使えば、馬はぜんしんするのである。つまり、馬上では、支点と作用点が存在して、重量の大きさではなく、作用点が動点となり支点が定点となるということである。

何故、作用点が作用点たり得て、支点が支点たり得るのだろうかという疑問が生まれるのである。それは、プレッシャーのインパクトが強い方や変化のある方が作用点となり、プレッシャーが一定で変化が少ない方が支点となるのである。

レインを引いているのに馬が前進したり、脚を入れているのに馬が後退したりするときがあるのは、馬が、プレッシャーのインパクトが強かったり変化が当たりする方を作用点と捉え、プレッシャーが一定で変化の少ない方を支点と捉えるので、ライダーが思い込んでいること馬が捉えることとに誤差が生まれた結果なのである。

つまり、プレッシャーがインパクトがあったり変化があったりする方を作用点であり動点と捉え、プレッシャーの一定で変化の少ない方を支点であり定点を捉えるのである。

以上のことは、馬が「外方の壁」を概念として受け入れた結果なのである。

従って、馬のメンタルにおいて、「外方の壁」の概念が違ったものに変化したり喪失したり、また抵抗や反抗が生まれれば、ライダーによるガイドは、精度が落ちたりできなくなったりするものなのである。

 

 

※注意事項として、進行方向の切り替えや回転半径の大小などや停止から発進や発進から停止などを行う場合、その一つの一つのアクションの切り替わりにおいて、与えたプレッシャーをリリースすることが重要なのである。

プレッシャーのリリースが、アクションとアクションの間に入ることで、馬は興奮したり反抗したりすることがないが、リリースを入れない場合は、馬はストレスをためることとなるので、準備運動の効果がなくなってしまうのである。

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