Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:15 Temperature 22.8℃ Humidity 76%  曇り  July 4,’26(Saturday)

 

今朝は、曇っています。久々に週末に雨がありません。

 

馬場は、水溜まりが残っていますが外はほぼベストです。

 

 

さて、新馬のトレーニングでは、これまで水平方向の可動性を養成してきました。

 

ここからは、垂直方向の可動性を養成します。

 

乗馬のインストラクターの間違った認識で、日本の乗馬は、レベルの引くものとなってしまっていることは、以下に述べることが原因です。

 

垂直方向の可動性を高めるということは、後肢の踏み込みを深くして、収縮させることが主たる目的です。

 

収縮とは、第4肋骨にある馬の重心の真下に4肢を集めることです。

 

重心の真下に支持点(4肢)が集まるということは、二等辺三角形の底辺の長さが極めて短くなるということです。底辺が短くなると、底辺から頂点までと他の二辺の長さが一致に一致するということで、ものを支える力が最も小さくなることです。

この場合のものを支える力とは、4肢が馬体重を支える力のことで、支持力が小さくなれば、馬が動きやすくなるということであり、動くための力も最小限でできるということなのです。

 

つまり、収縮とは、馬が最も小さい力で動ける体勢のことなのです。

 

そこで、後肢を深く踏み込ませるために、どのようにすればいいかということですが、ここが問題なのです。ここにインストラクターの無知蒙昧があり、日本の乗馬の発展を阻害している要因があるのです。

 

後肢を踏み込ませるために、脚が上手く使えないとできないという考え方が、間違っているのです。

それは、レインを引く力の方向が問題なのです。

 

何も考えずにレインを引けば、ライダー自身の重心へ向かって引いてしまうものなのです。何故なら、バランスを維持したいからなのです。

レインをライダーの重心へ向かって引けば、その重心はレインを引く力の方向と逆方向ながら同一線になります。

作用点と支点の力が同一線にあると、直線モーメントが生まれます。直線モーメントは、押し合い引き合いとなって、収縮は置きにくいのです。

このときにインストラクターは、脚が使えていないとか弱いから収縮できないというのです。

これが間違いなのです。

 

レインを引く力の方向を真上にすると、支点であるライダーの重心は真下へ向かうような力となります。

レインを引く力(作用点)をライダーの重心(支点)からずらすことで、回転モーメントが生まれるのです。

 

この場合、馬の頭を左側へ置き、馬体を左側面から俯瞰すると、右回転モーメントが生まれるのです。

右回転モーメントが生まれることで、馬の4肢を重心の真下に集めることができることなのです。

脚が弱いわけではなく、レインを引く力の方向が問題なのです。

 

作用点と支点の二つの力の大きさは常に同じで、方向は真逆となるのです。つまり、脚だけの力を強めたり、レインの引く力だけを強めたりすることは不可能なのです。

作用点と支点の力の方向を一致させれば、直線モーメントとなり、ずらせば、回転モーメントなるのです。

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