Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:15 Temperature 19.0℃ Humidity Hi  雨    September 30,’26(Wednesday)

 

今朝は、雨が降っています。気温も低めです。

 

馬場は、ウェット状態です。

 

 

昨日に引き続き、今日も乗馬におけるライダーの上達についてです。

 

ライダーが指導を受けたり学習したりするという上達のベクトルと、ライダーが、馬に学習させたり指導したりというベクトルの二つがあり、前者は、直接ライダーの上達を期する方法で、後者は、間接的にライダーの上達を期する方法です。

 

直接的上達法は、当事者を悲観的にしやすく、指導者が駄目出しに陥りやすいという特徴を生み出します。

 

間接的上達法は、方法が多角化しやすくなります。

 

何故なら、馬の性格や熟練度や理解能力を考慮する必要性が出てくるので、多角的に取り組むことになります。そして、馬が学習したか理解したかが評価の判断基準になるので、成果が解りやすくなり、学習や理解を求める対象が自分以外の馬になるので、客観的になりやすいのです。

 

しかし、直接上達法は、当事者本人にとっても指導者にとっても、何が駄目なのかどうして上手くいかないのかという否定論に終始しやすくなってしまうのです。そして、主観的になりやすいのです。

 

この間接的上達法は、乗馬に限ったことではありませんし、ライダーの素質や性格や、指導者の能力や性格などに関係なく、ものごとの判断基準が曖昧ならないので客観的になりやすく、当事者や指導者にとって成果が解りやすくなるのです。

 

「全てのライダーは、調教師。」という考え方は、万能なのです。

 

日本の乗馬界の飛躍は、この考え方を取り入れるかどうかにかかっているのです。もし、取り入れる乗馬クラブが5ヶ所以上出てきたら、必ず日本の乗馬レベルが飛躍します。そして、アマチュアライダーのスキルのレベルに関わらず、満足が約束されるのです。

 

昔、私のクラブでは、問題馬が販売した馬の下取りとして入厩したことがあって、その問題とは、人乗せた途端にいきなり暴走するという馬でした。

 

この馬を、私が約1ヶ月トレーニングして、何とか人が乗っても常歩が続けられる馬にしました。しかし、挙動の不審さや駈歩したときに暴走することが全くなくなったわけではありませんでした。

 

この問題馬を、私は、5人のお客さんに共同馬主として売ったのです。

そして、この馬主さん達にあるテーマを与えました。そのテーマは、「子供が乗っても、大人しく駈歩のできる馬にする。」というものでした。

その方法を、私が伝授することにしたのです。

 

約3年位はかかったと思いますが、子供が乗っても大人しく駈歩ができる馬になったのです。そして、その問題馬は、37歳まで長生きしたのでした。

 

従って、提供する馬の問題をさしおいて、ライダーが初心者であるか上級者であるかも関係なく、思想心情として「馬に教える。」という考え方で乗馬することが、ライダー本人の中の大革命になることですし、その数が増えれば、日本の乗馬界の大革命になることなのではないでしょうか。

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