AM 9:00 Temperature 16.8℃ Humidity 72% 曇り May 14,’24(Tuesday)
今朝は、曇っていますが、徐々に晴れてくるようです。風もありません。
馬場は、水が大凡引いた状態ですので、今日中には、ハローがかけられるぐらいに回復すると思います。
さて、我々人間の脳の訓練は、一般的には教育と表現されます。つまり、脳以外の臓器や筋肉や運動器官については、訓練といいますが、脳だけは、教育といいます。
しかし、脳以外の運動器官や臓器や筋肉などを訓練するには、脳を訓練しないことには、できないのです。勿論、脳を訓練するには、運動器官を訓練することでできるともいえるのです。
脳を訓練するには、感覚の認知機能を訓練する以外にありません。感覚を訓練するとは、感覚情報を脳が認知する能力のことです。
感覚細胞が、五感といわれる種々雑多な感覚情報を受信して、感覚神経(求心性神経)を通して脳へ送信します。これを小脳と大脳が受信しますが、大脳は、意識をレーダーとして、その向いた方からの感覚情報を認知し、小脳は、その感覚情報を運動神経と連結して、無意識に運動器官を動かします。これを感覚統合といいます。
この感覚統合の代表的なものは、バランス感覚や、反射的運動です。これは、感覚情報を小脳が捉えて運動神経に連結し、その感覚情報に反応するように運動器官を動かす運動なのです。
また、スポーツや職人技のような動きも感覚統合が成せる業なのです。
人間の運動は、通常状態や危機的状態では、殆どの場合感覚統合によって行っています。しかし、恣意的に運動器官を動かしたいと大脳が考えたときは、大脳が運動神経を通して指令を発するバイパス機能を持っており、大脳が運動器官をコントロールすることもできるのです。
このバイパス機能は、補助的機能にも関わらず、人間は大脳が発達している関係で、バイパス機能としてではなく、通常機能として使ってしまう人がいるのです。
現在の教育機関である、学校の教育システムが大きな過ちを犯しているのは、大脳の直接訓練に偏ってしまっていることなのです。
このバイパス機能を通常機能として使ってしまっている人は、一般的に運動音痴とかいわれる人なのです。
また、このシステムを殆どの人が知らないので、インストラクターや学校の先生などが、指導するとき、大凡正しいことを伝えていても、生徒や受講者は、耳でその指示を聞き、大脳で理解しているので、大脳のバイパス機能で運動器官を動かそうとするので、大凡上手くいかないし、上達もしないのです。しかも、運動の得意な人であっても、指導者に指示されたとき、大凡の人が大脳のバイパス機能を使ってしまうので、それまで上手くいっていたのが、指導を受けた途端に、上手くいかなくなってしまうのです。
脳の訓練の主要要素は、感覚情報の認知機能なのです。フィジカルを動かしたとき、自分は何を感じているのかを自問自答することが重要なのです。その認知した感覚情報をもとに、様々な工夫をしながら練習を続けて、アクション毎に感覚情報をチェックし、練習していくことが重要なのです。
工夫すれば、必ず認知する感覚情報が変化します。この変化を取捨選択しながら続けると必ず上達するのです。
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