Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 7:50 Temperature 19.8℃ Humidity 90%  曇り  June 10,’24(Monday)

 

今朝は、曇っていますが空が明るく、これから晴れてくるようです。

 

馬場は、昨夜から雨が降って、乾燥していた状態が、丁度良いお湿りになったようで、ベストコンディションです。

 

今日は、スライディングストップのお話です。

 

馬体の重心は、第4肋骨付近にあり、多少個体差はあるでしょうが、ほぼここにあります。重心とは、質量の中間点で、その重心で、馬体の重量が真下に働きます。

走行中の後肢の着地位置が、この重心の前にあるか後ろのあるかによって、馬体の動きが変わります。

つまり、重心において真下に向かって馬体の重量が働くその反作用として、グランドから突き上げられるように、馬の4肢に真上に力が働きます。このとき、後肢の着地位置が重心の前にあるとき、後肢はグランドから真上に力が働きますので、馬体の重心から前の部分が真上に上がり、後ろの部分が真下へ下がるのです。従って、後肢は馬体の重量によって真下へ押され、その反作用としてグランドから突き上げられることとなって、走行中なので前進する慣性が働くので、後肢はグランドコンタクトを外すことなくスライディングすることとなるのです。

その一方として、後肢の着地位置が重心より後ろにあるときは、後肢がグランドから突き上げられるので、重心より前が下がり後ろが押し上げられることとなって、後肢はスライディングすることはなく、前肢に負荷がかかって前肢でストップしようとするので躓くこととなり、また前肢の故障につながることもあるのです。

簡単にいえば、スライディングするには、後肢の着地位置が重心より前にあるように走行することが必須要件なのです。

そのためには、後肢の踏み込みを深くして、後肢の着地位置が重心より前になるようにしなくてはならないのです。

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