Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:00 Temperature 26.4℃ Humidity 54% 晴れ  June 22,’24(Saturday)

 

今朝は、すっきり晴れて、気温も高くなりそうです。

馬場は、2/3位は水が引いていて、奥に水溜まりが二つできています。ときを見てハローを掛けたいと思っています。

 

大局・中局・小局という言葉があるか無いか分かりません。中でも大局は普段使われていますが、中局と小局は、あまり耳慣れていません。

私は、この3つの局を考えました。

 

大局は、いうまでもなく全体の目標とかイメージとかいわれるものです。中局は、大局に繋がる普段我々が普通に持つ目的です。そして、小局は、ミクロの目的で、アクション毎にあるべき目的です。

これを乗馬でいいますと、大局は、馬をどんな馬にするかであり、従順でありフィジカル的に可動性の旺盛で高度なパフォーマンスができる馬とかになります。

中局とは、駈歩とか方向転換とか発進・停止・前後左右の方向転換をするということになります。

小局とは、ライダーがプレッシャーをかけて、馬が起こす反応で、馬ステップやフレームの変化やバランスの変化です。

 

このように3つに分けて乗馬を考えれば、多くの人は、中局を思考することは当たり前ですが、馬にはこの概念がありませんので、小局ができて初めて中局が適うことなのだと理解する必要があります。そして、大局は、小局の馬の反応を作ることで、中局を実現し、その中局の幾つかを総合して、大局を形成するということになるのです。

しかしながら、多くのライダーは、中局を思考するあまり、小局を見る意識が薄れてしまいがちになり、ライダーと馬のコミュニケーションの齟齬が生じて、馬の抵抗や反抗が出てしまうことにあるのです。

飽くまでも、人と人や人と動物とのコミュニケーションでも、小局の中で行われるもので、小局に意識が向かずにコミュニケーションは取れないのです。しかし、大方の人は中局を思考して行動が生じるものですから、どうしても小局に意識が向かない傾向にあるのです。

特に初心者や未熟な人は、中局ばかりに意識が向き過ぎてしまって、結果的に小局に意識が向かない傾向にあるのです。従って、訓練しないと人は、小局を意識することができるようにはならないのです。

大局と中局を以て、小局を意識しなくては、ものごとが成就することはないのです。

思考として、大局と中局を持ち、感覚として小局を捉えるということなのです。

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