AM 8:50 Temperature 33.9℃ Humidity 51% 晴れ July 8,’24(Monday)
今朝は、昨日より気温も高く晴れました。昨日も最高気温が37℃を超えましたので、今日も暑くなりそうです。
馬場は、少しドライになってきました。
さて、馬の駈歩には、リードがあります。
日本語でリードに該当する言葉は手前ですが、日本で手前といいますと、リードの他に進行方向を意味するときがあるようで、左サークルを左手前、右サークルを右手前というようですので、ウエスタン乗馬ではこのように、あまり使いませんので、ご注意願いたいです。
今日は、飽くまでもリードのことで、進行方向ではありません。
馬の駈歩にはリードがあるのは、馬の脊椎が左右にも上下にも曲がらないということと繋がりがあるのです。
運動が、合理的になるには、そのものの重心を運動エネルギーが通過することが必要なのです。
鰐は、胴体の横に肢がついていて、運動エネルギーを重心を通ることができず運動効率が悪いので、速歩しかできません。しかし、馬は胴体の下に肢がついていて、鰐と比べるとその点は良いことなのですが、脊椎が曲がらないので、運動エネルギーの通過地点に重心を動かすことができませんので、運動エネルギーをコントロールして重心を通るようにしています。
馬の重心は、第4肋骨付近にあるので、ここを運動エネルギーが通過するために、斜対速歩や斜対駈歩のように、馬は、胴体の対角線上を運動エネルギーが通過するようにしているのです。
馬は、胴体の対角線上を通過し、重心を通過しているのです。このために、速歩は、対角線上の前肢と後肢が同時に運歩していますし、駈歩は、外方後肢の生み出す運動エネルギーが、重心を通過するように胴体の対角線上を通過して、内方前肢に向かうようになっているのです。
従って、①外方後肢 ②内方後肢と外方前肢 ③内方前肢の順に動いています。このとき重要なことは、運動エネルギーが重心を通過していることなのです。
因みに、馬術には二蹄跡運動というのがあります。これは、外方後肢と内方前肢が同一線上に位置するようにすることです。つまり、外方後肢から内方前肢へ向かって運動エネルギーが通過しているのです。
重心を通過するということは、運動エネルギーの効率化で、省エネなのです。つまり、最小限のエネルギーで最大限の運動をしているということです。
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